みなさん、こんばんは。森川です。 刈谷さん、 > 外出時は、右手に白杖を持っていると時計の操作がなかなか大変です。 > 今までは、顎で音声腕時計のボタンを押したりなどしていました。 あはは!これ、けっこうみんなやりますよね!私はお料理中とかに手が汚れていて時 計が触れない時にやります。もちろん、だれも見ていなければ!ですけど! 顎で時計を操作する女って、私的にはちょっと美意識から外れているので(笑) > そして、もう一つ、私がApple watchを買おうとした、そして、 > Apple watchを買って良かったと感じたこと、それは、 > 人前で気兼ねなく時間を見られること。 ・・・これ、すごくよくわかります。 > なんてことはないのですが、私は今まで、それこそ、視覚障害者用の音声腕時計を > 使用していました。しかし、時計を見る度に、いかにも「障害者用」「福祉用品」 > というイメージが選考してしまい、特に趣味の音楽活動の場では、引け目を感じて > いました。 男の方はまだいいですよ。そんなに変じゃないから。でも、女性にとって、音声腕時 計って、ファッション性皆無です。 今の会社に入社したばかりの頃、同期の男性に「なんか、ガッチャマンみたい!」と 笑われたことがあります。 もちろん、飲みの席での戯言で、彼はいつも私に親切にしてくれていたし、同期では 一番仲良しで、今でもお互いに一番気楽な相手なので、全然悪気とかじゃなかったん ですよね。 それでも、「ああ、やっぱり正義の味方系の通信機にしか見えないんだ」とがっかり したのを覚えています。 以来、ジーンズなどの普段着の時はともかく、スーツの時は絶対に腕時計をしないよ うに注意していました。 > Apple watchにして、昨日はその音楽活動での外出、 > 気持ちもとてもすっきりした感じで過ごすことができました。 むしろ、「見て!見て!!」って気分?(笑) > > みんなと同じものが、そのまま使えるというのがとても気に入っています。 みんなが持っているから欲しいとか、みんながやっているからやりたいというのは、 子供の頃や思春期には、むしろ悪い考え方だったと思います。 でも、障害者として社会の中で、晴眼者に混ざって仕事をしたり、近所付き合いをし ていると、「みんなと同じ」ということで、安心するのはむしろ周囲の方なのではな いでしょうか? 最初は「へぇ、iPhone使えるんだ!」という興味本意の視線でも、それがだんだん「 盲人?別に普通じゃん。 iPhone使ってるし」ってなったら私としては嬉しいですね。 > Windowsのパソコンだと、スクリーンリーダーをインストールして初めて > 視覚障害者も使えるようになるのですが、これがまた別売とは、不便だと思います 結局導入時にはだれかの助けが必要で、プライバシーもなにもあったもんじゃないで すよね。 > ちょっと長くなってしまいましたが、私が今回Apple watchを買おうと思ったきっ > かけ、そして、Apple製品に対する想いを書いてみました。 同じ物が使えるということは、きっとすごいことなんだと思います。 私の家族はみんなiPhoneなのですが、母や夫が「これ、どうやるの?」と聞いてきて も、すぐに教えてあげられるし、家族で私だけがラクラクフォンだった時はやはりち ょっと寂しい想いをしました。 ラクラクフォンはそれはそれはすばらしい電話でしたし、けっこう晴眼者も使ってい るようでしたけれど、それでもやっぱりある種の福祉機器で、文句言ったら罰が当た るとはおもいますけれど、みんなと同じような小さい携帯電話が欲しくてたまらなか ったことを考えると、appleファンにならざるをえないというところでしょうか?