北九州市より高です。 直接appleのアクセシビリティに関する投稿でないことをお許しください。 国交省の高齢者障害者維道円滑化ガイドラインで、ホーム遠端警告の内方線はまだ1 日の乗降客数3000人以上の駅で義務付けなどの数値目標が出たままになっていたでしょ うか? ちょっと調べているのですが確実なところを見つけられません。 これが「全ての駅で満たすべき基準」になることと、期限を切った実行目標を設定さ れることが、まず緊急に、最低限の対策だと思っています。 次に、白杖は登り段や柱の根元など突の情報には強いが、下り段やホームの端など凹 の情報には弱いという部分についてです。 タッチテクニックだけで歩くとたしかにそうです。 パームチップなどを使って、スライド法で歩くと、タッチテクニックのみの場合の弱 点はかなり軽減されます。 もちろん、点を左右に引きずって触っているのですから、速度やホームの端への角度 などによっては捉えきれない可能性は残っています。 私はこれにパームソナーを組み合わせて使っています。 とりあえず振動を感じたら止まるか速度を極端に緩める。 振動するまでの距離の設定をその場その場で的確にするなどのテクニックは必須です。 また、アクセスしようとしているホーム以外に通過列車があるときなどはその尾の音 に混じっている超音波に妨害されて振動してしまいますので、その特性を理解しておく ことも欠かせませんが、私にとってはないよりはあった方がだんぜん助かる道具です。 歩行訓練士さんなどが使用法を教えにくいこと、価格が高く日常生活用具の給付対象 になっていない自治体がほとんどだったことが普及を妨げ、生産終了になってしまった ものと思っています。 歩行補助のシステムを考えるとき、視覚障害者のみのために新たに作る情報提供のた めのインフラはコスト面で普及を妨げます。 他のシステムに使われている情報提供のためのシステムを視覚障碍者用のアプリや専 用端末が利用できる環境を考慮しながら整備することがたいせつと思います。 ビーコンなどもそれを受け取っているスマホなどがホームから落ちたら、列車の自動 停止装置がすぐに働くような、晴眼者の安全にも役立つ仕組みを作っておいて、その電 波を利用してホームの端に近づいたら警告してくれるシステムを視覚障害者向けに提供 するといった具合です。 先日NHKのおはよう日本で、自動運転車のために信号機から情報を電波で送るシステ ムの実証実験を行うというニュースが流れていました。 この情報を視覚障害者用のアプリや端末が受け取って、私たちに情報をアレンジして 出すことができれば、夜中でも早朝でも安心して交差点を渡れますよね。 駅ホームでも駅構内でも、これから普及する汎用性の高い情報提供システムと、画像 認識の技術、視覚障害者にとって受け取りやすい形での情報提供が研究されることを望 みます。