皆様こんにちは、千葉県匝瑳市の吉田勇(全盲)です。 私はホームの転落の経験はありませんが、弱視だった学生の頃に、四街道駅の当時 の0番線に降りて、ホームに実際に自力で上がれるか試したことがあります。 結果は、初回失敗。気合入れた2回目、両腕を立てた間に体を起こし、ホーム縁より 体を迫り出し、ホームに足を掛けて戻りました。 ただし、落ちる前に「もしも落ちたら・・」という前提でやりましたので、ホームに は仲間の通学生4人、退避線で電車が入線しない時間であり、荷物はないし、心身と もになんらダメージのない状態でしたので、今日ではほぼアウトでしょう。 およそ JR系電車のホーム下までの距離は、約1.25メートル〜新幹線ホームは1.40 メートルです。全国の福祉機器展示会等の一角にでも、このような模擬ホームを設置 して、実際に上れるかという体験コーナーがあっても良いと想います。 さて、iPhoneを使い始めて約1ヶ月のひよっ子としては、ホーム転落事故対策品と して iPhoneを手持ちするのは危険極まりない行為と想います。道具を持つと、なん とかそれを使いたくなるし、使おうとも想うでしょう。しかし、どんなものにも、向 き不向きがあると想うのです。 iPhoneが好きに鳴り、便利さも徐々に感じてはおりますが、それでも安全対策品と しては形状からして無理があります。本体のカメラ等を直接利用するのではなく、小 型カメラ等と連携させ、本体はバッグ中とかホルスターに収めるなどすれば、その限 りでもないかも知れません。 私は外出時に超音波・振動式体感距離計みるぶる 8mタイプを右側ベルトにクリッ プコードで吊るして歩きます。周囲、水平方向は勿論ですが、駅ホームの縁はそれで 十分に確認ができます。 この種のものは、パームソナー、みるぶる、ラビットさんの「レイ」等がそれです。 あと、駅ホームや電車乗降時に、宣伝ではありませんが、開発品の風船式サインバ トンをその場で膨らませ、ダイソー(100円ショップ)のクリップコードで「背中側」 に下げておきます。 すると、白杖に気が付かなかった後ろの人が声をかけてくれる確立が確実に上がり、 座席の世話までしてもらったことがあります。 開発に協力してくれた健常者がいうには、声を掛けてよいのか、それとも返って邪 魔することになるのか・・難しいと言われました。 ですので、バトンは白杖をモチーフとし、アルファベットで赤色「SOS」ラベルを貼 り、助を求める旨の意思を表しているので、空振りなしで「お声がけ」しやすいとの ことでした。 あれ、やっぱり宣伝になるかなぁ。 緊急時用/風船式白杖と、風船式SOSサインバトンを 次週、10月26日(土曜日)の 千葉盲学校文化祭に出展致しますので、興味のある方はお立ち寄りください。 最後は営業モードになってしまいましたね。失礼致しました。 Sincerely yours,