久保 様 おはようございます。福岡市の藤川です。 まず、今朝ユニボイスブラインドを開いたら、アップデートされていて、 規約に同意するといった画面が現れました。 最新版ではナビ機能まで搭載されたのか、メニューが豊富になっています。 このバージョンでは、音声ガイドがVoiceOverではなく、独自の制御に 変っています。左右スワイプやダブルタップに対する音声ガイドやテキストの 読み上げは、アプリで設定した音声の性別と速度で行なわれます。 なのに、VoiceOverをオフにすると操作できなくなります。VoiceOver ユーザーとしては、ちょっと違和感のあるアプリになりました。 とはいえ、VoiceOverとは別に音声の性別や速度を指定できるのは、使い方に よっては便利なのかもしれません。 実際の読み取りですが、私が試した限りでは、以前のバージョンと同様の レベルだと思われます。 手許に福岡市と内閣府が作成した資料が幾つかあるので、読み取って みました。 私もそれほど慣れている訳ではないので、結構読み取りに失敗しているのだと 思いますが、早くて数秒、長くとも30秒あれば読み取れていると思います。 最新版のアプリには連続読み取りのスイッチがあり、オンにしておくと、 一つ読み取るごとに「次のコードをスキャンしてください」といった 音声ガイドが流れます。 途中でそのことに気づいて、この機能をオンにした状態で内閣府広報紙 「ふれあいらしんばん」82号(令和3年11月)を読み取ってみたところ、 43ページから62ページまで20ページをスキャンしました。 スキャンすると自動的に保存され、その時点でのタイムスタンプが分単位で 付けられます。 43ページのタイムスタンプは5時40分、62ページは5時43分でしたので、 長くも4分以内に読み取りを終えているものと思われます。平均して 12秒以内で読み取っている計算になります。 手帳型のスマホケースを使っているせいか、書類の支え方、スマホの構え方の クセのためなのか、左ページ(偶数ページ)は3、4秒で読み取れたのに対し、 右ページ(奇数ページ)の読み取りには手間取りました。 冊子には、両面にコードが印刷されていることを表す二つの切りかきが あるので、1ページずつ読み取っていったのですが、最後の63ページだけ、 どうやっても読み取れませんでした。裏面の奥付は読み取れました。 そこで、63ページをサリバンプラスでスキャンしたところ、テキストが 見つかりませんでした。おそらく、このページには音声コードが印刷されて いないのでしょう。 ちなみに、アプリのアップデートを確認して最初のページ(扉)を 読み取った時間は5時26分、33ページから42ページまで手動でスキャンし、 43ページから62ページまでを連続スキャンで読み取り、63ページの読み取りに 失敗して諦め、最後の奥付をスキャンした時間が5時46分でした。 もう一つ、福岡市の差別解消条例を紹介したパンフレットをスキャンして みました。 連続スキャンは順調だったのですが、7ページ目で手間取ってしまいました。 結果、1ページ目のタイムスタンプは5時56分、8ページ目は5時59分でした。 最長4分とすると、1ページ読み取るのに30秒かかっている計算になりますが、 実時間は最短の2分に近かったと思います。 書き忘れましたが、上記二つの資料について連続読み取りをしている途中、 3、4回アプリが落ちました。再度立ち上げれば何事もなく連続読み取りを 続けることはできました。 それから、スキャン中にカメラを手などで塞ぐと「ブーッ、ブーッ」という 警告音が出ます。 音声コードを探している間は「プーッ、プーッ」という長めのブザー音が 聞こえます。 音声コードを見つけた(らしい)時には、「プッ、プッ」という短いブザーに 変わります。 短いブザー音になった時に、カメラの位置をわずかずつ調整していると、 シャッター音が鳴ってスキャンが終わります。 私の場合、短いブザー音に変ってから、スマホを上方向に少しずらす、 あるいは、スマホの上端を天井方向にわずかに浮かせると、スキャンに成功する 確率が高かったように思います。それぞれのクセによるものでしょうから、 ご自分のクセに合わせたスタイルを探ってみられるのもいいかと思います。 以上、ご参考になれば幸いです。 ------------------------------------------------------------------------ 藤川敦志 hodos@xxxxxxxxx