藤沼です。 VoiceOverで読み上げられる日本語の漢字は以下のとおりです。 1 NuanceのKyokoとOtoyaが読み上げられる漢字の範囲はJIS第1水準漢字及び第2水 準漢字6355文字(JIS X 0208) 2 変換時の判別読み(詳細説明読み)の範囲は 亜「あねったいの あ」(U+429C)〜熙「こうきじてんの き」(U+7199までこれは JIS第1水準及び第2水準漢字の全てを含みます。 通常はこの中で問題は起こらないと思いますし、もともと音声エンジンでサポート していない漢字の読みをその都度登録しても他の部分でどのような問題が起こるかは 全く分かりません。 Appleがその漢字の読みを持っている中国語の音声エンジンに自動的に送っている 方法は間違えたやりかたではないように思えます。 それよりも点字ディスプレイに出したときのべた書きに近い状態の方が問題でしょ うね。 点訳の方法も形態素解析を使用した結果を文節や単語に区切って分かち書きができ れば十分に使用は可能だと思います。 しかしこの方法は日本点字表記法から逸脱してしまうことが考えられます。それは 今の日本語点字表記が日本語文法の構文解析や品詞分解のルールに完全に従っている 訳ではないからです。 一度Kyokoに送った物は点字として取り出せませんからその前にどうやって正確な点 字を取り出すかですね。 将来は、Kyokoの声を音声認識して点字ディスプレイに出すなんてアイディア、 Appleに持って行かれそうです。 以上、失礼いたします。