私は田舎に住んでいる小林といいます。 まずは、田舎の道路は駅のホームと一緒かも知れないと思ったので 少し書いてミルことにしました。 田舎の道路は、場所によっては地面から、あるいは流れている川から 2メートルや3メートルの高さにあることがあります。 さらにガードレールも無い所は、ざらにあります。 つまり駅のホームと一緒かも知れません。 こんな所から足を踏み外せば、2メートルや3メートルから 真っ逆さまに落下することになります。 駅のホームと違うところは、駅のホームでは 人が多く、さらにあちこちからの音が乱反射して 自分の位置が把握しにくいということかも知れませんね。 このような危険きわまりない田舎の道路、良い天気の時は良いのですが 雨が降って風が吹くような時もあります。 私は全盲で、光も感じません。 しかし、どうしても歩かなければならないこともあります。 そんな時、当たり前の事ですがまずはゆっくりと歩きます。 そして、白杖の石突きがローラーになっている物を使い 杖を転がしながら慎重に探りながら歩きます。 繰り返しますが、一度足を踏み外せば命が無いかも知れません。 このような歩行環境の中で、一つ考える事があります。 現在まで、歩行を助けてくれるアプリや、超音波を使った歩行補助具が開発され て それなりに歩行が楽にできるようになりました。 ところが、どうしたことか、足元の情報を助けてくれる物が見当たらないのです。 開発が難しいのでしょうか。 実は私、超音波を使った歩行補助具を20年以上使ってきました。 これはこれで、慣れると障害物をさけて歩くのにはかなり効果的です。 しかし、田舎の道路では対象物が無いのであまり用をなしません。 それに足元に向けても、アスファルトなどの関係で超音波がうまく反射してくれ ないので正確な情報が得られません。 危険な場所の歩行時には、たった1秒でも情報が途絶えると その間に危険が迫ってきます。 そこで、足元にレーザー光や超音波を発信して その情報を振動の変化で教えてくれたり、発信音の変化で教えてくれたりと 連続した情報として教えてくれるようなアプリやハードはできないものでしょう か。 たとえば、点字ブロックの黄色をカメラで読み取って連続した発信音で 教えてくれるようなアプリはできないものでしょうか。 以上、田舎で生活している者として書かせていただきました。