MLのみなさん、明けましておめでとうございます。神戸の佐藤です。 本年もよろしくお願い致します。 kikuchiさん、iTunesを使った、iPhoneの最大限のバックアップ方法ですが、下記のように操作します。 なお、僕は普段はJAWSを使っていますが、PC-Talkerも入れてあるのでPC-Talkerで試してみました。 iTunes12での操作です。 1.パソコンのiTunesを立ち上げ、iPhoneをパソコンと接続します。 2.iPhoneが「デバイスを充電中」などとしゃべるまで待ちます。 このようにiPhoneがしゃべったら、パソコンに認識されましたので操作を続けます。 なお、既に投稿があったメニューバーからのバックアップでは、初めてバックアップを取る場合、完全なバックアップは出来ません。 まず下記の方法でバックアップを取って下さい。2回目からはメニューバーからの操作も可です。 3.Tabキーを何度か押して行くと、「次はこちらの確認」、「Storeアカウントの確認」、「ミュージックを検索の文字入力」、 検索オプションの確認、ミュージック、ムービー、テレビ番組・・などの選択項目があります。 4.「さらに見るの確認」の次に、「iPhoneの確認」というボタンがありますのでスペースキーを押します。 そしてTabキーを押すと、「○○のiPhoneチェック」としゃべります。 これで、iPhoneを操作する事が出来るようになります。 5.3回Tabキーを押すと、無言の部分があります。ここでEnterキーを押すとリストボックスが表示されます。 このリストボックスには、概要、App(アップ)、ミュージック、ムービー、テレビ番組、Podcast、ブック、オーディオブック、 着信音、写真、情報といった項目があり、Iphoneの何を操作するかを設定するリストです。 無言の部分でEnterキーを押し、そのまま上下矢印キーで「概要」を選択します。 なお、上下矢印キーで操作していると、暫く何もしゃべらない時がありますが、たくさんのApp(アプリ)やミュージックなど が登録されていると、表示されるまでに時間がかかる場合がありますので、そのまま待って下さい。 6.リストで概要を選択肢、Tabキーを押して行くと(間には「〜のテキスト」という項目がいくつかあります)、 「iPhone6のテキスト」など、接続しているiPhoneの機種名を読み上げます。 ここからが「概要」の設定項目になります。Tabキーを何度か押していくと、容量や電話番号、シリアルナンバーなど、iPhoneの情報を読 み上げます。 7.何度かTabキーを押していくと、「バックアップのテキスト」としゃべる所があり、そこから6回Tabキーを押すと「今すぐバックアップ の確認」というボタンがあります。 これがバックアップ実行のボタンですが、今は押さずにTabキーを押して行きます。 ・「今すぐバックアップ」ボタンの次に「バックアップを復元」ボタンがあります。これがバックアップから復元する時に押すボタンです。 これを押すと、バックアップした日付を選択する画面が表示されますので、バックアップから復元したい時に押します。 8.この「バックアップを復元」ボタンの次に、「このコンピュータ」というチェックボックスがあります。 これはバックアップをどこに保存するのかを選ぶ所なので、ここでスペースキーを押してチェックを入れます。 これで、バックアップはパソコンに保存されることになります。 9.Tabキーを2回押すと、「iPhoneのバックアップを暗号化」というチェックボックスがあります。ここでスペースキーを押し、チェッ クを入れます。 すると、パスワードの設定画面が表示されますので、パスワードを設定します。 このパスワードは、バックアップから復元する際に必要ですので、絶対に忘れないものにします。 僕はアルファベット5文字にしていますが、絶対に忘れないものにして下さい。 忘れるとバックアップから復元出来なくなります。 この「バックアップを暗号化」にチェックを入れることにより、普通にバックアップするよりも多くの情報がバックアップされます。 例えば、Dropboxなど、ログインID・パスワードが必要なアプリのIDやパスワードもバックアップされます。 もちろん、連絡先の情報、iTunes StoreやApp Storeで購入したアプリや曲もバックアップされます。 注) 厳密には、上記Storeで購入したAppや曲などは、そのものがバックアップされるのではなく、購入したという記録がバックアップさ れ、 復元する際にその情報に従って、Storeから再ダウンロードされます。 ・このチェックボックスからTabキーを押すと、前回バックアップした日付が表示されています。 (まだ1回もバックアップしていない場合は何も表示されません) 10.これでバックアップの準備が出来ました。 「バックアップを暗号化」から、Shiftキー+Tabキーを4回押して、 手順7の「今すぐバックアップ」ボタンに戻り、スペースボタンを押して実行します。 バックアップが実行されます。 11.バックアップが終了すると、効果音が鳴ります。 Tabキーを何度か押し、「前回のバックアップ」に今日の日付と時刻が表示されていることを確認します。 12.Altキーを押してメニューバーに移動し、右矢印キーで「コントロール」に移動します。 下矢印キーを1回押してから、上矢印キーを1回押すと、「○○のiPhoneの取り出し」という項目がありますので、 Enterキーを押します。 この項目は一番下にあり、普通上矢印キーを押せば選択出来るのですが、 なぜか「コントロール」に移動して、上矢印キーを押しても移動出来ません。 ですので、いったん下矢印キーを押してから、上矢印キーを押します。 これでiPhoneをパソコンから取り外せます。 必ずこの手順を行ってiPhoneを取り外して下さい。 スクリーンリーダーでiTunesを読ませると、項目を必ずしも順番通りに読み上げません。 例えば、「電話番号」といった項目名の後に電話番号がなく、 別の項目が間に挟まって読み上げられたりします。 これくらいなら予想はつきますが、PC-Talkerでは、項目名を読み上げる際、 離れた所にある、全く別の関係の無い項目名などを一緒に読み上げるため、 なんのこっちゃ分からなくなってしまいます。 また、戻って前の項目を読ませたりすると、今度は前とは違った項目と一緒くたに読み上げるので、 さっぱり分からなくなってしまうのです。 このMLで、iTunesが苦手だとか、嫌いだとおっしゃる方は、おそらくPC-Talkerユーザーだと思います。 上のようなことから、PC-TalkerはiTunesの読み上げに問題があるため、 苦手なのはユーザーのせいではないのです。PC-Talkerの読み上げに問題があるため、 iTunesの構造が把握出来ないため、苦手だとか嫌いになってしまうのです。 でも、何度も使っているうちに、PC-Talkerの癖も分かってきますので、 根気よく、気長に試してみて下さい。 では、長々と書いてしまいましたが、一度お試し下さい。