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26887 VoiceOverの開発に日本人スタッフを!





お世話になっております。
キウイと申します。
全盲のiPhoneユーザーです。

 アップルのオープンチャットで少しお話ししたのですが、
みそのさんから、MLの方がよいとのことでしたので、
こちらに書かせていただくことにします。

 日ごろ、私たち視覚障害者は、VoiceOverを使って
iPhoneをはじめとするアップル製品を便利に使っています。
VoiceOverが最初から入っていることは本当にありがたいことで、
初心者にもなじみやすくなっています。
アップル社をはじめとする多くの皆様方の日々のご尽力により、
iPhoneも日々進化を続けていますし、
視覚障害者のためのアプリも多く開発されてきました。

 一方で、VoiceOverには様々なバグがあったり、
日本語読上げについても問題を抱えています。
昔に比べると、読上げはかなり改善されたとはいえ、
かゆいところにはなかなか手が届きません。
また、年に一度、iPhoneやiPadのOSの大型アップデートがありますが、
その度に新たなバグが発生したり、
以前の不具合が復活したりを繰り返しています。

 特に読上げの改善が進んでいかないことについて、
私が以前、視覚障害者向けの展示会で伺ったのは、
「VoiceOver開発チームに日本人がいないからだ」
というお話でした。
もちろん、1つひとつのバグや不具合を報告していくのは大切なことです。
しかし、アメリカのアップル社に報告するには、
どうしても日本語を英語にしてもらわなければなりませんし、
日本語特有の問題はなかなか理解していただけません。
「日本人がいない」というのがもし本当だとすると、
ネイティブの日本人を雇っていただけるように私たちがお願いしない限り、
根本的な解決にはなり得ないのではないかと考えるようになりました。

 このMLには多くの方が参加しておられますが、
みんなで何か要望書のようなものを作って、
ネットで署名を集めて、
アップルに提出することができないかなと思っています。
私が個人的に、アクセシビリティチームに
要望のメールを書いたことはありますが、
1人や2人が要望しただけでは、
受け入れていただくのは難しいかなと思います。
個別のバグの報告というよりは、
「日本語はこれだけ複雑なもので、
そのためにこういう問題が生じている。
これだけ多くの視覚障害ユーザーがいるのだから、
開発チームにネイティブの日本人が必要だ。
日本人を雇うとこういうメリットがある」
というような内容にしたいと考えています。

 ただ、日本人を雇わないのは、
中国人や韓国人の方が人件費が安いから、
という事情もあるのかもしれません。
日本人を雇うと、VoiceOverを使うのに費用負担が発生するとか、
iPhoneがますます高くなるとか、
そういったことがあるのかなとも思ったりします。
皆さんはどのようにお考えでしょうか。
ご意見をいただければ幸いです。


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