MLの皆さんこんにちは兵庫の谷口です。 本日下記のような記事を見つけました。 記事のタイトルは「1人で歩くな」 全盲男性、点字ブロックで通行人とぶつかり白 杖壊れ、蹴られる 「というものです。 視覚障害者男性が白杖歩行をしていて健常者とぶつかり、白杖は壊れ、相手は視覚障 碍者に暴言を吐いてけりを入れ その場を立ち去ったという内容でした。 なんと悲しい事でしょう・・・・犯人は捕まったのでしょうか? 記事の詳細は 「1人で歩くな」 全盲男性、点字ブロックで通行人とぶつかり白杖壊れ、蹴られる 八王子 - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20190705/k00/00m/040/240000c 視覚障害者がなぐられたりけられたり、そういう事故が最近多いです。 悲しい話です。 都会なら、その時 周りに人がいて目撃し助けてくれたり証人になってくれたりとい う事もあるのでしょうが、私の住んでいる地方の田舎では昼間でも人はまばらです。 何かあった時に こちらの言い分を証明してくれる人は見つからないかも知れません 。 そうなれば、視覚障碍者の人が向かって来てぶつかったとか、飛び出して来たとか、 犯人の都合のよい言い分が通りますし、見えないこちらが いくら違うと言っても警 察も信じてくれるでしょうか? 今までの こういう事件は大人の視覚障碍者が被害者という例が多かったですが、こ のご時世 視覚障害児童が被害者となるケースもないとは言えません。 そんな見えない子供の言い分を信じてくれるでしょうか? 相手は見えてる健常者です、自分の立場が悪くなるような事を、わざわざ警察には話 さないでしょう。 視覚障害者が加害者にされてしまう・・・そんな事もありえます。 そういう時のために、視覚障害者には自分の言い分や正当性を証明する車でいうとこ ろのドライブレコーダーみたいなものが必要であると常日頃考えています。 そこで視覚障害者向けに開発された「歩行レコーダー」というものがあります。 まだ発売はされていませんが、下記に紹介されています。 歩行レコーダーの案内ページです http://jhs.la.coocan.jp/hokou.html いざという時の証拠の動画を撮影・・・ アイホンには、標準で「カメラ」アプリというものがあります。 アイホンをお持ちの方でしたら聞いた事はあるかも知れませんね。 これはアイホンで動画や写真を撮影するためのアプリです。 じゃ これを使えばいいじゃないか・・・そう考える人もいるかも知れませんね。 しかしこれではトラブルや事故が起こった瞬間を撮る事は出来ません。 なぜなら、事故やトラブルが起こってからアイホンのカメラアプリを起動し録画して いたのでは、その後の事しか撮影出来ないからです。 また、アイホンの「カメラ」アプリはドライブレコーダーや歩行レコーダーのような 使い方を前提に開発されていませんし、ましてや視覚障碍者がそういう目的で使うな んて事を前提に開発されたアプリではありません。 よって視覚障碍者が外出時の事故やトラブルに備えての証拠を得るために使うには不 十分で、単に動画が撮れるという事だけて あまり実用的ではありません。 そこで「カメラ」アプリと視覚障害者向けに開発された「歩行レコーダー」との違い について記すと下記の様になります。 確かにアイホンの[カメラ]アプリは視覚障害者にも簡単に動画の撮影開始と停止が 出来る。 しかしそれだけです。 いざという時の証拠のための撮影という事を考えると、それだけでは足りません。 歩行レコーダーは視覚障碍者向けに開発されて、その使用用途は外出時の思わぬトラ プルや事故に遭遇した時の、警察や裁判で自分の言い分や正当性を証明する為に撮影 する事を目的に開発されています。 ○歩行レコーダーはエンドレス録画対応。 アイホンの「カメラ」アプリは単に撮影出来るという事だけで、録画スタートしてか ら どれだけ録画出来るでしょうか? 通勤や通学で使うにしても、個人的な目的で外出する時でも、外出の間 ずっと録画 し続けていたのではアイホンのメモリーが全線足りません。 あっという間に容量が一杯になり、いざという時に肝心なシーンが撮れてなかったと いう事もありえます。 これでは録画している意味がありません。 しかし、歩行レコーダーは通常録画の他にエンドレス録画モードもあります。 エンドレス録画時間も10分・15分・20分と設定出来ます。 事が起こった後に録画を停止させれば、その時点より過去空分の動画が録画されます 。 アイホンにむ無駄な録画をさせず、容量も食わず、必要な部分だけを残すという使い 方が出来ます。 これで、いざという時に録画容量が一杯で肝心なシーンが録画出来てなかったという 事を避けられます。 ○歩行レコーダーの撮影動画は、警察に提出する証拠動画や裁判で使う証拠動画とし ての信頼性が高いです。 歩行レコーダーの再生画面には、撮影中の日時がリアルタイムで帯表示されています 。 歩行レコーダーは現在も進化を続けていて、日時だけでなく、撮影場所の緯度経度も リアルタイム表示出来るようになりました。 これにより、この人が飛び出して来たとか、こんな処を歩いているからという相手の 偽の訴えに対しての反論証拠として使えます。 ○歩行レコーダーは、アイホンをどこに取り付けるかの工夫もされています。 iPhoneをカバンの中に入れていたのでは、いざという場面で取り出す暇などありませ ん。 旨ポケットに入れておくという手もありますが、今一つです。 たとえばベルトホルダーと呼ばれるウエストポーチがあります。 こうしたものでカバンのベルトに取り付けるなどもよい方法かもしれません。 しかし、私は普段市販の首掛け紐をアイホンケースに付けて首からアイホンを下げて います。 即ち、アイホンは逆さ状態になっていて、これで撮影していたのでは動画は逆さで撮 影され、再生した時にも見づらいです。 そういう人のために、歩行レコーダーにはアイホンが逆さであっても きちんと正方 向で撮影され再生される機能が装備されています。 ○アイホンの「カメラ」アプリは視覚障碍者がドライブレコーダー代わりに使うには 、はっきり言って役に立たない。 どういう事かというと、アイホンの「カメラ」アプリで録画してみて下さい。 録画最中に電話がかかって来て呼び出し音が鳴ったとします。 電話に出なくても呼び出し音が鳴るだけで録画は強制停止されてしまいます。 ベルが鳴りやんだ後は自動的に録画は開始されますが、その動画を再生してみて下さ い。 どうでしょうか・・・録画は出来ていません。 通勤や通学中に電話のベルがなったり、マナーモードにしていてバイブが震えたり、 電話だけでなくアイホンに何か他のアクセスや動きが入った場合、録画は強制停止さ れている事があり、撮れていると思ったら撮れてなかったという事になります。 これでは歩行に使うレコーダーとしては約二たちません。 ○その他の歩行レコーダーの機能について。 まだ不十分ではありますが、顔認識機能を現在装備しています。 カメラの前に人が一人いるとか、二人いるとか音声で教えてくれます。 この認識はIOSに依存してますので、今後IOSの認識機能が高まれば、もっと制 度も上がるものと思います。 その他に撮影時の解像度設定や表裏カメラの切り替えなどの設定もあります。 以上ですが、こういうものも開発されてますので、視覚障碍者や視覚障害児童なども 、外出時の事件やトラブルに備えて歩行レコーダーみたいなものを検討されるのもい いのかなと思います。 From 兵庫 谷口