井上です。 アメディアが出している印刷物認識アプリのiよむべえは発売時期に購入し、 他の認識ソフトとそれほど違わないなと思って放置していました。 今日アップデートされていたのでふと説明を読んだら、ライブ読み上げというの が耳に止まりました。 これがなかなか面白かったのでレポートします。 これはカメラで印刷物を撮影する前のプレビューの状態で、見える文字をとり あえず認識してしゃべってくれる機能です。 まずiよむべえを起動して、左に2度スクロール(3本指スワイプ)し、設定画面 を出します。 そこで「撮影ガイド」がオフになっているので、ダブルタップして入り、「ライ ブ読み上げ」に切り替えます。 設定画面に戻ったら右に何度か3本指スワイプして「テキスト」か「ブロック」 の画面に切り替えます。 そこで画面左下にある「カメラ」を押して撮影画面を起動します。 この状態で印刷物にカメラを向け、10~15cmくらい離して動かしていくと、バ イブレーションとともに、認識された文字の断片が読み上げられます。 これでそこそこの文字が読み上げられるなと思える状態で撮影ボタンを押し、後 はこれまで通り読み上げさせることになります。 私はiPhone 6ですが、このライブ読み上げがかなり高速なのに驚きました。 封筒などに適当に近づけると住所の断片などを認識して読み上げてくれます。 何の封筒か知るだけなら撮影しないでライブ読み上げだけでも役立ちそうです。 ちょっと使ってみただけですが可能性を感じました。 そこそこの値段だったと思うので、もし購入してお蔵入りしている方は試してみ るのもよいと思います。 他の視覚障害者用OCRソフトをよく知らないので、もしよくある機能でしたら すみません。 また、あくまで印刷物認識アプリですので、机の上に置いた紙を認識するような 使い方が前提だと思います。 -- Koichi Inoue, ARGV