品川です。 昨日の13時にエオラス号は大阪の北港を無事に出港しました。 気持ちのよい穏やかな晴天に恵まれて、絶好の船出日和となりました。 北港ヨットハーバーへは市営バスでのアクセスとなりますが、JR西九条駅ではバスを待つ視覚障害者と、お年寄りがたくさん見かけられたそうです。 いっしょにいたギャラクシーノート先生による話では、どこからこんなにたくさんの白杖を持った人がやってきたのかと驚くばかりだったそうです。 もしかしたら近くにあるアイフレンズでイベントがあったのかもしれませんが… JR西九条駅からはパスで25分。そこからは徒歩で向かいました。 途中で読売テレビの人気番組『す・またん』のスタッフに声をかけてもらい、ガイドしてもらったので、迷わずにヨットの前に到着。 厚かましくもiPhoneを渡して岩本さんたちが乗り込むヨット、エオラス号の写真を撮影してもらったりしました。 このエオラス号は数年前に、アヘアヘウヒハでおなじみの間寛平というチャレンジャーがアースマラソンを決行した時に太平洋横断で使われたヨットです。 イベントは12時にスタート。 岩本光弘さんと辛坊治郎さんの挨拶の後、読売テレビの朝の超人気番組『す・またん』メンバーによるメッセージとパフォーマンス。 日本テレビ系列の番組『ウェークアップ!ぷらす』からはゴロウさんが来られていて、挨拶されていました。 なんと、ゴロウさんは私の横に座っておられたのでありました! ゴロウさんといっても、稲垣の吾郎さんではなく、橋本の五郎さんです。 箸下大阪市長からのメッセージが届いていました。 辛坊さん曰く、6月16日に福島県を出港する時には福島市長にお越しいただける予定なのですが、大阪市長はきまへんでしたわ! と笑いを誘っておられました。 直前のテレビ番組『ウェークアップ!ぷらす』では、安倍首相から直接このプロジェクトに対してコメントと一筆をもらってましたね。 予定通り、13時にエオラス号は港を離れました。 福島までの航路は岩本さんと辛坊さんに加えて、プロのセーラーお二人が乗り込んでいるそうです。 陸地では千人に見送られて、会場では40関のヨットに手を振られて。 余談ですが、岩本さんは出港前にある点字図書館へ点字器やシールを買いに出かけられたとのこと。 しかし、スタッフはだれもブラインドセーラーだとは気付かなかったそうです。 引き締まった体、日焼けした肉体、とても目立つだろうと思うのですが、それに気付かないというのもすごいですよね(笑) 一方で、これだけテレビに取り上げられているのだから自慢話をしてもよさそうなものなのに、一般のお客さんとしての岩本さんの立ち居振る舞い。 とても好感が持てます。 ちなみにある盲学校関係者の話では、周りの職員はだれもこのプロジェクトのことを知らなかったということでした。 今回のプロジェクトは、がんばる障害者の応援物語ではなく、純粋な冒険旅行として、私は感じています。 ぜひ成功させてほしいです。 えーっと、ここまで書いてきた内容で終わってしまうと、このメーリングリストの趣旨とは関係ないではないかとお叱りを受けそうなので、今回積み込まれたiPad miniの話を少しだけ。 4台のiPad miniが同乗しているようです。 セールサウンドの補助として、Ariadne GPSを活用されるとのこと。 出港イベントでは、マスコミからの質問として、関西ウォーカーの記者がナビシステムのことについて質問していました。 それに対して岩本さんが、このプロジェクトのために開発されたアプリのことなどを説明されておられました。 もしかすると、関西ウォーカーは、点字毎日の独占取材のことを嗅ぎつけたのかもしれません。 アプリについて、記事が掲載されるかどうか、楽しみです。