品川です。 Kindleアプリで書籍を表示させている画面では辞書検索機能が使えました。 iBooksでも辞書検索ができますが、ジェスチャー操作が異なります。 ボイスオーバーを「ヒント」ありにして仕様している人は確認済みのことかもしれませんが、気付いたことを紹介してみます。 ちなみにiBooksでの辞書検索の手順は、ピンチアウトとピンチインのジェスチャーで文字列を選択し、ローター操作で「編集」に合わせ、上下フリックで「辞書」を選んで1本指のダブルタップです。これはボイスオーバー標準のジェスチャーですね。 さて、Kindleアプリの場合ですが、選択したい文字列にボイスオーバーカーソルを合わせて、1本指のダブルタップ&ホールドのジェスチャーを実行します。 これで、その1文字が選択されます。 選択範囲は次の作業で変更できるので、検索したい文字列の近くであればどこを選択状態にしても大丈夫です。 このジェスチャーの後にメニュー画面が表示されます。 選択範囲の変更をするには、「セレクションの右端へ」と「セレクションの左端へ」の場所で値の調整を行います。 具体的には「セレクションの左端へ」の場所で上フリックをしていくと、先ほど選択した文字から左側に向かって選択範囲が広がっていきます。 「セレクションの右端へ」の場所で下フリックをしていくと、先ほど選択した文字から右側に向かって選択範囲が広がっていきます。 この上下フリックのジェスチャーの代わりに1本指のダブルタップ&ホールド&ドラッグのジェスチャーも有効です。 辞書データはiOSに組み込まれているものを使っておらず、専用のデータが最初の辞書検索の時にダウンロードされてきます。 ダウンロードするためには「辞書検索」ボタンを実行してやる必要があるかもしれませんが、どのように操作したのか忘れてしまいました。ダウンロードの完了にはしばらく時間がかかったことだけ覚えています。 一度辞書検索すると、次からは範囲指定した文字列を自動で検索して、その結果を表示してくれるようです。 辞書の切り替えやGoogle検索などの機能も利用できるので、試してみてください。 また、その選択個所にメモを残しておくこともできます。 このメニュー画面から元の画面にもどるにはスクラブのジェスチャーが利用できます。 さて、書籍の本文を表示させている画面では別のメニュー画面を表示させるジェスチャーも用意されていました。 画面のどこでもよいので、1本指のダブルタップを実行すると「メニューオン」という読み上げの後に画面が切り替わります。 このメニューを閉じるには「本に戻る」ボタンを実行します。 このメニュー画面ではブックマークを付けたり、Kindleアプリのホーム画面に戻ったり、フォントサイズの変更などをするオプションが用意されています。 この中で「ロケーション」という読み上げの個所がありますが、これは書籍データのページ数に当たるようで、総ページ数と、現在読んでいるページ数を確認できます。 値の調整をすることで、パーセント単位でのページ移動ができます。 もし特定のページ数を指定して移動したい時には「移動」ボタンを実行します。 次の画面で「位置」ボタンを実行すると、ページ番号の入力ができます。 また、記録したブックマークやメモの場所にジャンプするのも、この「移動」メニューの画面で操作できます。