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976 Re: 972] Re: 968] Re: 965] Re: らくらくホンとスマートフォンの違い





品川です。

 らくらくホンとスマートホンの違いについて、難しく考えていましたが、最初のメールを読み返してみると、スマートホンの方が便利な点を列挙すればよいのですね。

 その前に私は最近のらくらくホンは使用しておりませんので、どんな機能が利用できるのか知りませんことをお断りしておきます。
 私が確認している昨年発売のらくらくホン7の特徴的な機能としては、
・電話の発着信
・GSMでの海外での通話
・メールの送受信
・iモードのブラウジング
・ワンセグ視聴(録画付加)
・電子コンパス
・歩行ナビゲーション
・国語辞典などの辞書利用
・iアプリ『カラーアテンダント』を利用しての色識別
・iアプリ『バーコードリーダー』を利用してのバーコード読み上げ
・iアプリによるサピエ図書館のデイジー図書再生


 まずiPhoneではそれらのことが利用できるのか考えてみると、

・電話の発着信
 これは基本的な機能として利用できています。
そして便利な点がいくつかあります。
 1. メール本文中やウェブ閲覧中に記載されている電話番号はリンク項目とみなし、それをクリックすると電話を発信することができる。
 2. 度々電話する相手は「よく使う項目」に追加することで、簡単に電話番号やメールアドレスを呼び出すことができる。
 3. 着信時には相手の電話番号を確認してから応答できる。電話帳に登録されていない電話番号でも確認できる。
 4. 電話帳データの追加修正はWindowsのアドレス帳、googleやyahooの連絡先と動機することで行える。
 5. 電話帳データはiTuneと動機することでバックアップが取れる。

・GSMでの海外での通話
 iPhoneでもできます。

・メールの送受信
 日本語での文書を書くという点について、現状のiPhoneでは漢字変換時の詳細読みができないためにかなり不便です。ソフトウェアキーボードの推測変換で我慢したり、音声認識アプリを利用しての文字入力となってしまいます。文字入力後のその確認は難しいのでビジネスでのやり取りには向かないと感じています。
 その他の点について、
 1. PCで利用しているメールアドレスがそのまま使える。
 2. メールの本文読み上げは、文字単位、単語単位、行単位での移動ができる。
本文先頭からの連続読み、途中からの連続読みができる。
長文メールでもフリック捜査やページ送りの捜査で読みたい場所を探しやすい。
 3. メール作成時にはccやbccによるアドレス入力ができる。
 4. 本文中のリンクをクリックすればブラウザーが開きウェブページの閲覧ができる。

・iモードのブラウジング
 らくらくホン7ではiモードサイトの他にフルブラウザ機能でPCサイトも閲覧できると聞いたことがありますが、確認はしていません。
 iPhoneでは一般のPCサイトが閲覧できます。そして、
 1. ウェブ閲覧中に目的の場所へすばやく移動できます。
リンク単位、ボタン単位、エディットボックス単位、見出し単位、リスト単位など。
矢印キーを連打しないといけないらくらくホンとは大きな違いです。
 2. 動画ファイルの再生ができる。
フラッシュムービーは再生できませんが、たとえばyoutube、ustreamなど。
アプリを利用すればgyao、にこにこ動画、NHKワールドTVなど。
 3. ブラウザーであるサファリのブックマークはPCと接続することでWindowsのIEで使用しているものと動機できる。

・ワンセグ視聴(録画付加)
 基本機能の中には含まれていませんが、アクセサリーとして販売されている商品と連携させることでワンセグが視聴できます。録画できる商品もあるようですが、ボイスオーバーの読み上げ利用で録画捜査できるのかどうかは知りません。

・電子コンパス
 らくらくホン7の場合8方位の確認ができるのではなかったかと記憶してます。北、北東、東、南東、南、南西、西、北西という風に。
 iPhoneでは東西南北の読みに加えて360度の角度で読み上げてくれるので、詳しい情報が得られます。

・歩行ナビゲーション
 私は確認できていませんが、このmlで試した人がおられます。過去ログをご参照ください。またページのurlは忘れてしまいましたが、このmlにも参加しておられる辻さんがナビアプリを利用している様子を音声ファイルで公開されていました。とても参考になりました。
GPSを利用することで現在位置の確認はできます。
また、基本アプリの『マップ』アプリを利用することで、現在位置から目的地までの徒歩ルートをテキストで表示させることができます。これはgoogleの乗り換え案内、徒歩ルート検索のサービスを利用しているようです。

・国語辞典などの辞書利用
 アプリを利用することでいくつかの辞書は利用することができます。
私は英和和英辞書として『iEijiro』を利用しています。
その他『yahoo辞書』も利用できたと思います。

・iアプリ『カラーアテンダント』を利用しての色識別
 らくらくホンのこのiアプリは便利だと感じています。
反応が速く、日本語で教えてくれるという点で。
 iPhoneアプリにも式弱者向けにいくつかのアプリが公開されています。ボイスオーバーで利用できるもの
もあります。英語アプリでしか確認はしていません。

・iアプリ『バーコードリーダー』を利用してのバーコード読み上げ
 iPhoneアプリには複数公開されています。
私が利用して読み上げ確認できたのは、バーコードからアマゾンの該当商品にジャンプできるという内容だったと記憶しています。爽健美茶を認識できました。

・iアプリによるサピエ図書館のデイジー図書再生
 iPhoneではサピエ図書館のデータをストリーミング再生することはできません。
デイジー図書データを再生できる『voice of daisy』というアプリが利用できます。
無料版で捜査を試してみることができるようになっています。



 その他、らくらくホンでは不可能だけれどもiPhoneで利用できる便利な機能としては、
 ボイスオーバーの読み上げ言語を何時でも変更できるという点です。
 メールやウェブページが英語であれば英語の音声で読み上げさせることができます。

 音楽やビデオの視聴ができます。
 podcastやiTunes Uが利用できるのも重宝しています。

 pdfファイルの閲覧ができます。

 カメラ機能を使ったアプリにはOCR、文字認識できるものもありますね。
うまく認識したことはまだありませんが。
 looktellのmoney readerはアメリカドルの紙幣の種類をカメラで翳すだけで認識してくれます。
 ustreamに生中継できます。

 skypeでの音声通話やチャットの送受信、インターネットラジオが聴けて、radikoも聴けます。

 dropboxやairsharingを利用すればPC上のドキュメントも簡単に参照できます。

 bluetooth機能を使うことで、ヘッドセットでの通話や音楽視聴、キーボードによる文字入力ができます。

 日本語環境では無理ですが、英語環境では対応の点字ディスプレイをbluetooth接続すれば点字表示ができるようですね。
 日本語環境でもぜひ点字ディスプレイへの出力、また6点キーの搭載されている製品からは文字入力ができるようになってほしいと期待しています。



 とりあえず今頭に浮かんだiPhoneの便利な点は以上です。

 ところで、私はスマートホンと言えばiPhoneのことしか知らないので、ここではiPhoneとらくらくホンの比較になっています。

 スマートホンと言えば、昔興味のあった製品がありました。
日本語版Windows Mobile上で動く読み上げソフト「ドキュメントトーカー・モバイル」というのがありますが、それをウィルコムのPDAにインストールして利用すればいわゆるスマートホンとも言えますね。

DTalker Mobile World へようこそ! 
http://www.createsystem.co.jp/mobile/

 以前に興味を持っていましたが購入はしませんでした。
理由としては音声読み上げできるアプリや機能が限られているからです。また、将来のアップグレードも期待できなかったからです。

 それに対してiPhoneの音声読み上げは基本機能だけでなく、app storeで流通しているアプリを試すことができます。OSをバージョンアップしていくことで、最新の機能が利用できます。個人的なイメージですが、自由や未来に向けての可能性を感じさせてくれます。

 確実に読み上げできる機能やアプリを使うことはとても安心感を齎してくれます。らくらくホンの場合もかなり安心感を与えてくれる端末です。しかし、ターゲットはあくまでもシニア層なので、bluetoothやWi-Fiなどの機能は搭載されることはないような気がします。

 私がiPhoneを持つことにしたのはらくらくホンやauの簡単ケータイの機能を必要とする状況にいないから、また、それらの機能に満足できないからです。
 もし仕事上でもプライベートでもメールのやり取りをたくさんするのであれば迷わずらくらくホンにするでしょう。漢字変換時の詳細読みができるできないでは日本語の環境下では大問題だと思うからです。

 しかしながら、iPhoneにはそのデメリットを消してしまうう魅力があります。
。
アプリを使い分けることでいろんな顔をみせてくれるiPhoneは生活に欠かせないアイテムとなっています。

 携帯電話が普及して何年も過ぎていますが、将来的に年齢や国境や障害の枠を超える情報端末が出てくるのではないかと想像していました。高齢者も子供も使いやすく、外国語を翻訳してくれて、文字入力した内容を相手に音声で伝われば言語障害の人も使えるし、こちらで発声した言葉を手話や指文字に変えてくれたりと…
 そんな端末がiPhoneを代表するようなスマートホンではないかなぁと今は感じられるようになりました。


 iPhoneがある時とない時では生活が変わるような気がしています。
大阪人的に言えば、551の豚まんがある時と、ない時みたいなもんですね。



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