品川です。 オーディオブックは視覚障害者だけでなく、だれもが楽しめるコンテンツとして認知 されるようになりました。 Apple Booksアプリ経由でも昔からオーディオブックの販売はされていましたが、他 社サービスでも提供されているナレーターによる朗読コンテンツが中心です。 Appleが新しく提供開始したのは、AIナレーターによるコンテンツ、合成音声に読ま せたものです。 現在は日本語タイトルはなし、ジャンルも限定されるようです。 「Apple Books」、AIナレーションによるオーディオブックの配信を開始 - CNET Japan https://japan.cnet.com/article/35198251/ 「AI narration」をキーワードに検索すると、無料で入手できるタイトルがいくつか 見つかりました。 再生速度の最速は2.0倍。 プロのナレーター、俳優や声優の朗読とは異なるので、どこまで利用されるのかに注 目しています。 昔から音訳図書を親しんでいる視覚障害者は、声色を変えたり感情豊かなナレーター による朗読は聴きづらいと感じている人も多いそうなので、もしかするとAIナレー ターは歓迎されるのかもしれませんね。 ところで、オーディオブックといえばAudibleが有名ですが、日本点字図書館ではセ レクトパックのサービスとしてAudibleのタイトルが提供されているそうです。 サピエで公開されているデイジーマガジン「ブックウェーブ」の2023年1月号では オーディブルの担当者をゲストに迎えての対談が収録されています。 音訳図書とオーディオブックを気軽に楽しめる時代になりましたね。