和久田さん 横浜の井上です。和 オーディオインターフェースを接続した時にVoiceOverの音声がそのオーディオインターフェース側から出るようになったということですよね。おそらく、デフォルトのサウンド出力先がそのオーディオインターフェースになったのだと思います。サウンド設定の出力タブの中でオーディオ装置の表の中を移動すると、読み上げたインターフェースにデフォルトが自動的に切り替わってしまいます。 まずVoiceOverの音声出力先をデフォルトの出力先でなく固定する方法です。VO+F8、またはApplicationの中のユーティリティフォルダにあるVoiceOverユーティリティを開きます。 そこでカテゴリーの表からサウンドを探します。 その中で出力デバイスが「システムデフォルト」になっていると思いますので、これをたとえばMacBookのスピーカーとか外部ヘッドホンなどに変更します。こうすると、他のデバイスをつないでもVOの出力先は固定されたままです。困らない状況になったらシステムデフォルトに戻しておく方が便利だと思います。 次にデフォルトの出力先を希望のオーディオインターフェースに簡単に切り替える方法ですが、VO+mを2回のメニューエクストラにあるボタンを使います。 まずオーディオインターフェースを接続します。VO+Mを2回押して、「なになに%、サウンド、メニューエクストラ」のように読むところをVO+左右矢印で探します。なになに%は音声のボリュームを示しています。もしVO+M 2回を押したところにこのような表示が見当たらない場合は、同じところにあるコントロールセンターの中にあるかもしれません。この「なになに%、サウンド」を押すと、つながっているサウンド出力デバイスが一覧されて、今のデフォルトが選択中になっていると思います。 新しくデフォルトにしたいデバイス、たとえばMacBookのスピーカーとかを選択状態にします。VOの出力も同時に変わる場合は確認画面が出ると思いますので「確認」を押します。 最後にEscapeキーでサウンド出力選択の画面を閉じます。 文章だと複雑ですが、慣れれば割と簡単にできます。 オーディオインターフェースを接続した時のMacの音声出力は割とわかりにくい動きをします。上に書いたような方法を使うと自分が使いたいデバイスにその都度切り替えて使うことができます。また、実際に利用する時の構成、イヤホンをつなぐかどうかということを含めて当日と同じ構成を作って事前に確認されることをお勧めします。Zoom等のアプリはアプリ自身の設定で入出力デバイスを選ぶことができるので、デフォルトによらず決めておく方がいいと思います。 -- Koichi Inoue (ARGV)