Apple Accessibility Mailing List Archive
[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]
29529 iPhoneで点字データを聞く「たった1つの冴えたやり方?」
- From: yutomato <yuyutomato_1254@xxxxxxxxxxxxxxxx>
- Date: Sat, 29 May 2021 21:05:19 +0900
こんにちは yutomatoです。
mybook mobile がリリースされましたが、点字データには対応をしておりません。
バージョンアップを期待するところではありますが、現在、私がやっている、点字デ
ータをpctalkerの音声でiPhoneで読む方法を紹介します。
これには、PC、Mybook、それとiPhoneではVoicedream reader(有料2440円)が必要
です
dropboxもあるともっといいです。
(かなり長文ですので、興味のない方は以下スルーしてください)。
PCの高知システム開発のMybookには、「デイジー録音」という機能があります。
これは、テキストデイジーや点字データをpctalkerの読書よみの音声で、音声デイ
ジー形式で録音して、接続した携帯プレイヤーに転送してくれる機能です。転送され
たデイジーは普通の音声デイジーとして聞くことができます。
この携帯プレイヤーをappleデバイス(IOS機器)として設定すると、下記のフォル
ダに「iTunes]というフォルダが作成され、デイジーではなく、mp3アルバムとして、
録音データが保存されます。
マニュアルでは、この時IOSデバイスを接続して録音することで、iTunes経由で転送
されることになっていますが、これだと音楽fileなので、iPhoneなどのmusicにアル
バムとして保存されてしまいます。
そこで、iPhoneは接続せずに録音を行います
録音方法は、点字データなら、まずMybookで再生させる、escで停止、fileーデイジ
ー録音(f,alt,f,g,s)です。ダイアログが出て、enterで勧めていけば録音が始まり
ます。(詳細はmybookマニュアル参照)
PCの性能にもよりますが、5時間くらいの点字データが5分位で音声デイジーとして
録音されます。
次に、mybookのiTunesフォルダを開きます。
C:\Users\user\AppData\Roaming\KSD\MyBook\removabledevice\iTunes
(階層が深いので、デスクトップにでもショートカットを作成しておくといいかと思
います。ここには、録音したデイジーが音楽アルバムとして保存されます。デイジー
タイトルがアルバム名になります。点字データなら各巻が曲(1mp3)fileに、テ
キストデイジーなら、書く見出しが曲(1mp3)になります。
これを、アルバム単位でzip圧縮して、iPhoneのVoicedream readerに贈ります。
この時、dropbox経由だとかなり簡単にvoicedream readerに取り込むことができます
。(他のcloudでも可)
voicedream readerでは、再生、5%刻みのスキップ、バック、見出し単位のスキップ
、60秒、30秒、15秒単位でのスキップ、バックができます。再生スピードも50
%から400%で変更ができます。
音質もかなり良いので慣れるとこれが一番使いやすいです。
通常の音声デイジーも、保存先を携帯プレイヤーにすると、上記と同じようにiTunes
フォルダにアルバムとして保存されますので、同様にiPhoneのVoicedream readerで
聞くことができます。
文章で書くと、かなりややこしいですが、
Mybookで読みたい本を検索、PCで読みたい本を纏めてダウンロード(点字でーた含む
)、iPhoneのVoicedream readerに纏めて送る、
iPhoneのVoicedream readerで快適に聞くということが可能です。
私はこの方法で年間300冊くらいのデイジーを聞いております。
点字データは音声デイジーより、冊数が多い、また、テキストデイジーは漢字の読み
が違ってたり、読み登録をするのもめんどうなので、あえて点字データで探して聞い
ております。
これは、今までのVoice of デイジー では、2倍速で聞くと音質が悪すぎて聞くに
耐えない、テキストデイジーはvoice overの読みがpctalkerに比べて、読書には耐え
難い。漢字もちゃんと読まない。などを解消してくれる方法でした。
Mybook mobileが出ましたが、テキストデイジー、点字データをiPhoneで聞くには、
未だにこの方法が「たった1つの冴えたやりかた」ではないかと思っております。
長文、失礼いたしました。