品川です。 私はノイズキャンセル機能を持つヘッドセットとしてソニーのWI-1000Xを使用しています。 このソニー製のヘッドセットをカスタマイズできるアプリとして、Sony Home Entertainment & Sound Products Inc.がリリースしている「Sony | Headphones Connect」というのがあります。 WI-1000Xの場合、カスタマイズできる項目は、イコライザ、音響効果、音の聞が聞こえてくる方向、周囲の騒音に合わせての聞こえの調整、Amazon AlexaやGoogleアシスタントを利用するかどうかなど。 これまでVoiceOver環境では使いづらい部分もあったものの操作はできていました。 改善してほしい点はいろいろありました。 なんと、今回のバージョンアップではVoiceOver対応を正式に公表しました。 日本の大手メーカーであるソニーがVoiceOver対応を表明したというのは、私にとってはかなり驚きでした。 このML上では、福岡在住の久保弘樹さんがソニーとやり取りをしたと投稿されていましたが、その効果は絶大だったのかもしれませんね! やはり直接フィードバックをするということは大切ですね。 久保弘樹さんに感謝申し上げます。 「Sony | Headphones Connect」をApp Storeで https://apps.apple.com/jp/app/id1168502924 バージョンアップの内容は、 ---------- アップデート履歴 確認 2019年9月10日 バージョン 6.0.0 "VoiceOver"に対応しました アプリとヘッドホンの接続待ち時間が短くなりました "アダプティブサウンドコントロール" が自動で起動するようになりました *1*2 "アダプディブサウンドコントロール" で “止まっています” の状態に切り替わるまでの時間を2段階から選べるようになりました *1 *1 対応機器に限ります。 *2 "アダプティブサウンドコントロール" をあらかじめオンにしている必要があります。 ---------- 実際に使ってみての感想ですが、イコライザの種類の選択や、各種オン・オフボタンの切り替えが安定した状態で行えるようになりました。 また、接続方法には音質優先と接続有線の二つがあり、これまでは音質優先にしてつなげると、VoiceOver環境では音の遅延やもたつきがあったために使い物になりませんでした。 今回のバージョンアップでは音質優先にしても大丈夫です。 そして、電源を入れた直後にiPhoneとつながるまでの時間がストレスない短さになりました。 私は確信が持てませんが、文字入力を試したところ、VoiceOverのレスポンスも早くなっているような気がしました。 ソニーのヘッドフォン用アプリ更新。WH-1000XM3の“NCが弱くなった”人に設定案内も - AV Watch https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1206662.html 他のメーカーもVoiceOver環境での操作を考慮して、アプリ開発を行ってもらいたいものです。 上記のAV Watchで気になる箇所がありました。VoiceOverと表記するところを、VoiceとOverの間に空白を入れてあります。 Impressの人たちの間にはVoiceOver機能のことはまだまだ浸透していないのかもしれません。 ところで、ソニーといえば、今年の11月に開催されるサイトワールドに出展されるのですね! 我が家にはソニーのテレビBraviaがあるのですが、Android TV搭載のおかげで、TalkBackとソニー独自の音声読み上げソフトが利用できるため、快適にテレビを読み上げ操作できています。 YouTubeやNetflixアプリが使えるというのはもちろんですが、それよりも、他社のテレビでは読み上げてくれないような深い階層まで読み上げて設定変更できるというのが大助かりです。 よくぞソニーをサイトワールドに引っ張り出してきてくれたなぁと、関係者の皆様に感謝申し上げます。 今年のサイトワールドで私が注目しているブースとイベントは、 ソニーのブース、アプリバトル、スマートスピーカーのデモ、ワンコインマッサージですね! 視覚障害者向け総合イベントサイトワールド http://www.sight-world.com/index.htm