品川です。 欧米の視覚障碍者が配信しているPodcast番組では、2年前から話題になっているスマートスピーカーがあります。 Sonos社が発売しているスピーカーで、高音質ということも注目されるポイントですが、Amazon AlexaとGoogleアシスタントの両方に対応するスピーカーであるということもその理由です。 実際にはGoogleアシスタントへの対応は遅れていたので、アメリカなどでは今年の5月からファームウェアのアップデートで対応しているようです。 ちなみにAirPlay 2にも対応しています。 日本にはなかなか上陸しなかったSonosですが、2018年秋にオンライン販売を開始しました。 SONOS ONE | Sonos(ソノス)公式オンラインストア https://www.sonos.com/ja-jp/shop/one.html 大手の家電量販店では展開しておらず、ビームスの限られた店舗でのみ展示販売されています。 大阪ではHEP FIVE 1階のビームスストリートでSonos Oneのスピーカーが視聴できます。 四角柱のデザインで天面はタッチパネルになっていて、再生コントロールができます。 モノラルスピーカーですが、2台でペアを組めばステレオ再生もできます。 Sonosコントローラのアプリにより設定が可能ですが、特徴としては様々な音楽配信サービスに対応しており、それらのサービスの音楽をキャストできることです。 Wi-Fiは2.4GHzにしか対応していないというのがおもしろいところではあります。 実際に自分で操作したわけではありませんが、SonosアプリはVoiceOverで十分に使えるだろうと思われます。 個人的な感想として、音質は音楽を聴きたくなるような、そんな好印象を持ちました。 これは人の好みなので、実際に聴いて判断してみてください。 Alexa対応ということでしたが、展示品では試すことはできませんでした。 しかし、製品の案内ページにも書かれているようにAlexaコールには対応していないそうなので、純正のAmazon Echoシリーズとまったく同じことができるとは思わない方がよいのでしょう。 Googleアシスタント対応については、お店のスタッフは情報をもっていないようでした。 SonosではサウンドバーのSonos Beamという製品もAlexaとGoogleアシスタントの両方に対応するとアナウンスしているので、私としてはそちらのサウンドバーが気になっています。 東京のお店でしか展示はしていないようなので、機会があれば見に行きたいものです。 とりあえず、菊花賞で万馬券でも当たれば、ぜひゲットしたい製品です。 ところで、久しぶりにヨドバシカメラのオーディオコーナーに出かけてきましたが、その雑感です。 以前から興味があったのはウェアラブルスピーカー。 ソニーがブルブル震える製品を発売して以来、BoseやJBLからも肩乗せスピーカーが登場しました。 常に一定の位置から音を聴けるというのは魅力的だなぁと感じていましたが、気になっていたのはその重さ。疲れるんじゃないのかなぁと。 そんなときにシャープが発売したのは88グラムの製品。 店頭ではシャープ以外からも発売されている軽量の製品が並んでいました。 音楽を高音質で聞くという用途には適していませんが、意外と映画やドラマを臨場感ありで聴かせてくれそうでした。 経済評論家の勝間和代さんはKindleを音声読み上げさせて聴いたり、読み上げさせた書籍の音声データをウェアラブルスピーカーでよく聞いているそうです。 そんな目的で使うにはもってこいなのではないかと感じました。 また、知り合いから聞いて印象的だったのが、小型のBluetoothスピーカーを首からぶら下げて、ナビレコのアプリを使って通勤ルートを歩いているという話。 ああ、たしかに、耳をふさがないウェアラブルスピーカーならそんな目的でも活用できそうだなと感じました。 もう一つ気になっていたのが、サングラス型の骨伝導ヘッドセット。 ヨドバシカメラにはVIBRAという製品が展示されていました。 この製品はちょうどこめかみ部分に振動装置があり、そこから音を聞かせてくれます。 個人的には、ちょっといまいちでした。 AfterShokzがクラウドファンディングで発売したサングラス型の骨伝導ヘッドセットにOptiShokz Revvezというのがあります。 こちらは耳の後ろに振動装置があります。 どちらも耳穴は解放されているわけですが、耳の前から音を聴かせるのと、耳の後ろから音を拾うのではまったく感覚が異なります。 おそらく他のメーカーからも発売されるであろうサングラス型のヘッドセット、今後どのようなものが登場するのか興味ありです。 ちなみにBoseは、日本では未発売ですが、Bose Framesという「音のAR」を売りにしたサングラス型のヘッドセットを発売しています。 バッテリーの持ち時間は少なめなので、さほど興味はありませんでしたが、実はアメリカなどで沿革支援サポートを提供しているAiraとBoseが協力して、スマートグラスを開発するとのことです。 おそらくBose FramesにAiraの沿革支援で利用するためのカメラを搭載してくるんだろうなと考えられます。 これまで音を聴かせるデバイスはスピーカー、イヤホン、ヘッドセットなど決まり切った形のものしかありませんでしたが、最近では肩乗せスピーカーやサングラス型など、新しい聴き方を提供してくれる製品が増えてきておもしろいです。 周囲の音を聴くことのできるXperia Ear DuoやAirPodsなども、その用途によってはすばらしい製品です。 逆に周囲の雑音をカットしてくれるノイズキャンセリング対応製品も増えてきていますね。 世間でかなり評判のよいソニーのWF-1000MX3の視聴もしてきましたが、噂通りの製品だと感じました。 有馬記念で稼げればほしいアイテムですね。