品川です。 鉄道の窓口やタクシー料金の支払いのとき、障害者手帳を提示する代わりにスマートフォンのアプリで置き換えられないか、そんなアイデアで開発されたのが「ミライロID」だそうです。 「ミライロID - 障害者手帳を、あなたのスマホへ。」をApp Storeで https://apps.apple.com/jp/app/id1468874424 視覚の単独障害の人にとってはあまり必要性を感じないアプリなのかもしれませんが、上肢障害や車いす利用の人にとって、いちいちカバンから障害者手帳を取り出すというのはとても面倒な作業であると聞いたことがあります。その手間を解消してくれるアプリになるかもしれませんね。 公式に障害者手帳と同じ役割を果たしてくれるわけではありませんが、現時点では六つの企業がミライロIDの利用を認めているようです。 障害者手帳アプリ「ミライロID」との協業のお知らせ|株式会社アクリートのプレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000019716.html iOS VoiceOver環境で登録作業ができるのか試してみました。 結果、障害者手帳の写真撮影は人に頼む方がよいですが、その他の手続きは音声読み上げの操作で完了できました。 ただし、生年月日、公布日などを入力する画面では、適切なラベルが割り当てられていません。 元号、都市、月、日の四つの項目をそれぞれ入力するようになっていますが、それらの説明がありませんでした。また、入力した数字を確認できませんでした。 男性と女性を選ぶ項目がありますが、どちらを選択状態にしたのかもわかりません。 撮影した障害者手帳の写真からは手帳の番号だけが文字認識されて自動的に入力されていました。 実際に登録を完了する前、入力した項目すべてを確認する画面では、それぞれに入力した内容は表示されるようになっています。 このアプリについて思うことは、 アイデアを具現化してきたことはすばらしいですし、それ以上に賛同してもらえる企業を増やしてきた努力と展開の速さ、行動力と影響力が伴っているんだろうなぁと感心させられました。 スマートフォン向け障害者手帳アプリ「ミライロID」をリリース?障害のある人の移動や生活をもっと便利に、もっと自由に | ミライロ https://www.mirairo.co.jp/press_release/post-12828 株式会社ミライロ(@MirairoInc)さん | Twitter https://twitter.com/mirairoinc