品川です。 BOSEのBluetoothヘッドセット、クワイエットコントロール30、QC30ですが、本体のファームウェアのバージョンによってはVoiceOver使用者にとって大きな不都合があります。 Bose Connectアプリを利用してヘッドセットのファームウェアをアップデートできるようになっていますが、まだ古いファームウェアで使用している人は新しいバージョンにしないことをお勧めします。 何が都合悪いかというと、 音楽やビデオなどのメディアサウンドを停止すると、しばらくの間VoiceOverの読み上げ音声が消えてしまう、 iPhoneの画面にタッチしても、VoiceOverの音声はしばらくの間ヘッドセットからは出力されなくなってしまいます。 音楽を再び流すとVoiceOverの読み上げ音声も聞こえるようになります。 あるいはQC30の再生ボタン長押しによるSiri呼び出しでもVOの音声はもどってきます。 この現象でかなり不都合なのがBlindSquareなどのアプリ。 BSのアプリのガイド音声はVOとは別のメディアサウンドとして出力されているので、BSの音声ガイドが止まってしまうとVOの音声が聞こえなくなってしまうのです。 ボーズのサポートに問い合わせたところ、とりあえずQC30のファームウェアをダウングレードしてみてくださいという答えでした。 その手順を紹介してみます。 1. 次のウェブページにアクセスします。 http://btu.bose.com/ 私はPC-TalkerとFirefoxでアクセスしました。 2. このページは英語で表示されるかもしれませんが、 「change_language」の箇所を実行すると言語の選択ができます。 日本語も選べます。 3. パソコンにBose Updaterソフトがインストールされていなければ、それをダウンロードしてインストールする必要があります。 利用規約に同意するボタンを押して、ダウンロードのボタンを実行します。 4. ダウンロードした「Bose Updater」をインストールします。 このソフトはタスクトレイに常駐しますが、何も捜査する必要はありません。 実際の捜査はウェブブラウザで行うからです。 5. パソコンとヘッドセットをUSBケーブルで接続します。 6. 先ほど開いたウェブブラウザに戻って、キーボードで次の文字列を入力します。 この時、PC-Talkerの1文字ナビゲーションとぶつかるのを避けるために、PC-Talkerの音声をオフにしておきます。 次の五つのキーをタイプします。 A D V 上カーソル 下カーソル 7. ブラウザにはアドバンスドメニュー、詳細メニューが表示されます。 二つのコンボボックスが表示されますが、一つがファームウェアのバージョンを選ぶ箇所。 もう一つはQC30のガイド音声の言語を選ぶ箇所です。 QC30の場合は1.1.9を選べば上記の症状は改善されます。 後はUpdateボタン、変更ボタンを実行して作業が終了するのを待ちます。 注意することとしては、 変更が終了する前にヘッドセッとパソコンとの接続ケーブルを抜いてしまうと、本体は電源が入らなくなるかもしれないので気を付けてください。 ウェブブラウザ上で古いファームウェアを選ぶコンボボックスが表示されない場合、スタイルシートを無しにする必要があるかもしれません。 Ver.1.1.9のファームウェアでは、ボーズのミュージックシェア機能は利用できません。ュージックシェアとは、もう1台のボーズヘッドセットに自分が聴いている音楽を再生させる、ラブリーなカップルには必須の機能です。 ところで、QC35にも同じような不都合があったようで、Appleviで報告されていたようです。 1月から報告がいくつか上がっていて、7月にリリースされたファームウェアで問題は改善されたそうです。 help with bose qc35 latest update | AppleVis https://www.applevis.com/comment/74169#comment-74169 先日ボーズストアの店頭で他のBluetoothヘッドセットをペアリングして試してみましたが、QC30と同じような症状が出ていたものがありました。モデル名は忘れてしまいましたが、同じようにファームウェアのダウングレードで改善されるかもしれません。 問題に直面している人はボーズのサポートに問い合わせてみてください。