iOS 8で追加された「点字画面入力」 品川です。 iOS 8に新しい入力方式として点字画面入力 Braille Screen Inputが加わりました。 手書き入力は日本語環境のiOSでは利用できないのに対して、点字画面入力は日本語環境のまま利用することができます。 英語をよく入力する人には便利な方法だと思います。 2級英語点字にも対応しています。 特にiPadでは画面が広いので、パーキンスブレーラーのように指を横に6本並べることができるので、点字のノートテーカー代わりに使えると思われます。 ソフトウェアキーボードを日本語にしてからローター操作で点字画面入力に入ると、ひらがなを書くことはできます。 しかし、すべてのひらがなを書けるわけではありませんでした。 漢字変換はできません。 ひらがなだけでもまともに書けたら点字でメモを取るように利用できるのですが、そういう雰囲気ではないですね。 こちらのブログでは、iPadで点字画面入力を試した感想が紹介されています。 iOS8 アクセシビリティ速報 なんと6点点字入力でひらがなが書けた! http://rd.yahoo.co.jp/rss/l/blog/myblog/rss2/item/*http://blogs.yahoo.co.jp/jalpsjp/46591598.html この「点字画面入力」ですが、iPhoneとiPadでは少し違いがあります。 iPadでは6点式、2級英語、8点式を切り替えることができます。 iPhoneでは6点式、2級英語の切り替えができます。 切り替えるジェスチャーは3本指の右フリックか、左フリックです。 上記のブログでは4本指のフリックと説明されていますが、間違いか、あるいはズーム機能などを併用しているために指の本数が変わるのかもしれません。 さて、iPhone 6やiPhone 6 Plusをお持ちの方に質問させてください。 6点の同時押しは認識されるでしょうか? iPhone 5sでこの点字画面入力を確認したところ、5本の指の同時押ししか認識しませんでした。 ひらがなの「め」を書く場合に困るのです。 そこで、「め」の文字を書く時には少しタイミングをずらします。 右手の指3本でタップした後に、すぐさま左手3本の指でタップします。 こうすることで六つの点で構成されている文字だと認識してくれて、「め」の文字が入力されます。 iPadの場合だと8点の同時押しを認識します。 以前に聞いた話だと、iPhoneは5点マルチタッチ、iPadは10点マルチタッチに対応しているということでした。 iPhone 6ではどうなっていますでしょうか? せめて6点の同時押しに対応してほしいのです。