品川です。 佐藤さんもRexseekを購入されていたのですね。 sato wrote: > 僕は、以前に別の同じような商品を買っていたのですが、 > 反応が敏感過ぎて、使い物になりませんでした(涙)。 参考として教えていただきたいのですが、どこのメーカーの何という製品でしょうか? アマゾンで検索すると、類似の商品はいくつか見つかりますね。 こういうのは実際に試してみないとわからないので、なかなか手を出しにくいです。 私がラトックシステムに電話でお願いしたのは2回だけで、しかも昨年の秋のことでした。 しばらくはRexseekを使うニーズがなかったので、アプリはいつかバージョンアップされるだろうとただ待っているだけでした。 iOS 6の頃は使えていたので、すぐに解決される問題だろうと思っていたのです。 RexseekのアプリはiPhoneとiPad向けにそれぞれリリースされているわけではなく、ユニバーサルアプリとして一つだけ存在します。 iPadで起動させると、画面が左右に分割されており、右側にはRexseekタグ動作などの設定メニューが並びます。 「呼び出し」ボタンを実行すればRexseekが反応する仕組みになっています。 大して、iPhoneの場合、その設定メニューを表示させるには、『接続済み』ボタンを実行する必要があります。 「呼び出し」ボタンを実行すればRexseekが反応する仕組みになっています。 一つ前のバージョンのアプリでは、ボイスオーバー環境だとその別々の反応をする二つのボタンが、「接続済み 呼び出し」ボタンという一つのボタンとしてフォーカスされるようになっていました。 それを実行すると、設定画面が開きます。 呼び出しボタンの機能は反映されなかったわけです。 今回メールでやり取りした中で、iPhoneとiPadでボイスオーバーカーソルを呼び出しボタンにフォーカスさせたスクリーンショットを撮影し、相手様に送らせていただきました。 その後でボイスオーバー環境で実際の状況を確認していただきました。 やはり… というか、ボイスオーバー環境についてのことはご存知なかったようです。 ちょうど1週間前にメールを送ったので、とても迅速に対応していただいたことになります。 改善してほしい点があれば、具体的にその内容を伝えるのは大切ですね。 ここから先はゴミみたいなものです。 相手様に送らせていただいたメールの内容を貼り付けておこうと思います。 -------------------- xxxxさま アプリの動作を確認していただきまして、ありがとうございます。 こちらではiOS 7.1.2のiPhone 5sと、iPad mini(2013念Wi-Fiモデル)で確認しました。 実は本日気づいたのですが、iPadでは正常に動作しました。 ボイスオーバー環境のiPadで、アプリ内の「呼び出し」ボタンを実行すると、Rexseekからブザー音が鳴りました。 私は普段iPhoneを使用しており、また、RexseekはiPhoneとのセットで使いたいと考えております。 ボイスオーバー環境のiPhoneでは、アプリ内の呼び出し「ボタンを実行できません。 iPadとiPhoneのアプリのスクリーンショットを添付しましたので、確認していただけると参考になるのではないかと思います。 ボイスオーバーをオンにすると、画面にはボイスオーバーカーソルという四角い枠が表示されます。 その箇所を読み上げてくれるわけです。 iPhoneでは、「接続済み・呼び出し」というボタンがボイスオーバーカーソルの対象になります。 そこを実行すると、設定画面に入ってしまいます。 iPadでは、「呼び出し」ボタンが対象になります。 設定項目は、画面の右側に表示されているので、おそらく「呼び出し」ボタンはその名の通り、呼び出し機能だけに割り当てられていると思われます。 たとえば、iPhoneアプリのレイアウトでは、「呼び出し」ボタンと「設定」ボタンをそれぞれ独立させていただければ、ボイスオーバー環境でも正常に実行できるものと思います。 視覚障害者にとってこの製品は、日常生活を支援してくれる可能性を持っているので、今後のアプリ改善やハードウェア開発に当たっても、ぜひ頭に入れておいていただけるとうれしいです。 念のためにボイスオーバーの設定方法と注意事項を書かせてください。 1.iOSに用意されたボイスオーバーとは、画面が見えないユーザでも音声読み上げを頼りに使えるようにするためのアクセシビリティ機能の一つです。 2.設定方法は3通りあります。 ・Siriを起動して、「ボイスオーバー・オン」、「ボイスオーバー・オフ」と支持する。 ・設定画面から、「一般」、「アクセシビリティ」、「ボイスオーバー」と進み、ボイスオーバーをオンにする。 ・iTunes経由でもアクセシビリティの項目を設定できます。 3.ボイスオーバーがオンの状態では、固有のジェスチャー操作に変わってしまいます。 ・通常は項目を実行させるのに1本指のシングルタップを使いますが、VO環境では1本指のダブルタップです。 ・ボイスオーバーカーソルを移動させるには、1本指の右不リック、左不リックが利用できます。もちろん適当な箇所をタッチしても、カーソルはその部分をフォーカスして読み上げてくれます。 ・画面のスクロールは通常1本指の上下左右不リックですが、VO環境では3本指の上下左右不リックです。 4.スクリーンカーテンという機能が意図せずに働いてしまうと、画面に何も表示されなくなってしまいます。 iTunes経由でボイスオーバーをオンに設定すると、自動的にスクリーンカーテンがオンになってしまうかもしれません。 3本指のトリプルタップで、スクリーンカーテンのオンとオフが切り替わります。 参考になるサイトと資料の紹介です。 VoiceOver解説iOS7用-1基本 -- 青空文庫を読むためのアプリ「豊平文庫」の開発者のページです。アプリ開発者の視点で分かりやすく解説されています。 http://kaigian.co.jp/taka/vo/index.html (電子書籍) 「iPhoneを日本語VoiceOverで操作する」 著者: 高橋政明 iBooks版 https://itunes.apple.com/jp/book/iphonewo-ri-ben-yuvoiceoverde/id782930995?l=ja&ls=1&mt=11 Kindle版 http://www.amazon.co.jp/dp/B00J02QP3K/ 日本ライトハウス情報文化センター − 情報機器関係資料 -- 私がまとめたボイスオーバー環境でのジェスチャー操作の解説資料を公開してもらっています。 http://www.iccb.jp/salon/ref/