品川です。 すでにiPadを使っている人にはご存じのことだと思いますが、私はようやくこの切り替 え方法を確認することができました。 iPadで文字入力をする時、画面上のキーボードを分割して表示させることができます。 US Englishと日本語ローマ字では左右に分割されます。 日本語かなの場合は分割されると、画面の右側にiPhoneでお馴染みのテンキースタイル のキーボードが表示されます。 ただし、テンキースタイルの一番左端の列は、画面の左側に表示されます。 iPadの日本語かなキーボードは、iPhoneやiPod touchと異なり、50音配列になっていま す。 これはパソコンのキーボードに不慣れな人にとってはとても入力しやすい方式だと思い ます。 しかし、iPhoneと同じ方式を使いたい、あるいは携帯電話の入力が好みの人にとっては 、ちょっと戸惑ってしまう入力方式かもしれません。 そんな時に日本語かなキーボードを分割させれば、テンキースタイルで日本語入力がで きるようになります。 ボイスオーバーではスクラブのジェスチャーでキーボードの分割と結合ができます。 キーボードを分割する準備としては、 「設定」、「一般」、「キーボード」、「」、 「キーボードを分割」をオンにしておく必要があります。 実際にスクリーンキーボードが表示されている画面で、まずはキーボードの一部にタッ チします。 つづいてスクラブのジェスチャーを実行すると、 「キーボードを分割しました」 という読み上げの後に、スクリーンキーボードが分割表示されます。 元に戻すには、再びスクリーンキーボードの一部、文字でもボタンでもよいのでタッチ してからスクラブのジェスチャーを実行します。 「キーボードを結合しました」 という読み上げの後に、分割表示されていたスクリーンキーボードが結合されます。 スクラブはややこしそうに感じられるジェスチャーですが、慣れると簡単です。 「スクラブ」 http://info.iccb.jp/voiceover/c11.htm#c11-5-2 ---------- 2本指で画面を3回こする。シュッシュッシュッとアルファベットのZを描くようなしぐ さだとイメージすれば分かりやすいかもしれません。 画面のどこで実行してもかまいません。 サファリの中だけでなく、他のアプリの中でもこのジェスチャーは利用できます。一つ 前の画面にもどるジェスチャーです。 「もどる」ボタンをダブルタップする代わりに活用できます。 ---------- 2本指でアルファベットのZの文字を書くようにと表現されていることが多いですが、1 本の線の上を1.5回往復するとイメージしてもよいかと思います。 線は縦でも横でも斜めでも、とにかく、 2本の指先を画面にタッチして、そのまま、 A地点からB地点へ、次にB地点からA地点へ、最後にA地点からB地点へ指を滑らせて、 そして指を画面から離します。 プールの25メートルコースでターンしながら75メートル泳ぐ、そんな感じです。 ゆっくりの速さでも反応しますが、できれば素早く動かした方が認識してくれやすいで す。 わざわざ水着に着替える必要はありませんので、iPadの上のスイミングを楽しんでくだ さい。