品川です。 田中さん、こんにちは。 Read2Goはアメリカのサピエ図書館的な存在であるBookshareのサービスを使いやすくするために開発されたアプリです。 Bookshareの会員であれば直接データをダウンロードして再生することができるようです。 海外在住者でも会員になれるようなので、英語での読書を楽しみたい人にはBookshareはよいサービスだといえますね。 Bookshareの会員は有料制です。 ヘルプは日本語で用意されていませんが、直感的に操作できるアプリです。 DAISY 2.02と3.0に対応しています。 先のメールにも書きましたが、サピエ図書館からダウンロードしたデータの場合は、デイジー図書の本体が入っているフォルダをzip圧縮して、パソコンとケーブル接続してiTunes経由で転送するか、ケーブル無しでインターネットから取り込むことができます。 アプリの雰囲気はこんな感じです。 取り込んだ書籍はBookshelf(本棚)で一覧表示されます。 目的のタイトルを実行すると、その書籍情報の画面に切り替わります。 その画面の中で「Read」ボタンを実行すれば、再生画面に切り替わります。 さて、再生画面の構成ですが、 画面の左上から右フリックしていくと、 Bookshelfボタン -- 本棚に戻る Navigationボタン -- 目次単位、ページ単位、しおり、単位での移動、文字列検索を行う画面に切り替え Set Bookmarkボタン -- しおりをつける Settingボタン -- フォントサイズ、表示レイアウト、オーディオ関連の変更をする画面に切り替え。 Previous Sectionボタン -- 前の目次位置へ移動 Previous Phraseボタン -- 前のフレーズへ移動 Play Pauseボタン -- 再生と一時停止 Next Phraseボタン -- 次のフレーズへ移動 Next Sectionボタン -- 次の目次位置へ移動 そして、ピッカービューの項目があり、ここでは目次を上下フリックで確認しながら移動することもできます。 ただし、Navigationの画面で表示されているSectionの名前がすべて反映されているとは限らないかもしれません。 速度調整は60パーセントから260パーセントまで、20パーセントずつ調整できます。 ピッチの変更はできません。 何よりも便利なのは、再生と一時停止の操作には、2本指のダブルタップが理よできることです。 リモコン付きイヤホンの再生ボタンでも操作できます。 単純なことですが、私は音楽やラジオや動画の視聴アプリなどを操作する時に、リモコンで操作できなかったり、2本指のダブルタップが反応しないとすごく不便に感じます。 いつの日かサピエ図書館からの直接ダウンロードに対応してほしいと願っています。 いちおう要望は出しています。 データを直接取り込めたらどれだけ便利か、Read2Goをインストールしている人は以下のデータをダウンロードして味わってみてください。 次のページではzip圧縮されたマルチメディアデイジーのサンプルがダウンロードできます。 目的のタイトルをダウンロードすると、どのアプリで開くか訪ねてきます。 ここで、Read2Goがインストールされていればアプリの一覧に表示されます。 Read2Goの名前を実行すれば、自動的に取り込まれて解凍されて、本棚の一覧に表示されます。 日本ライトハウス情報文化センター − サンプルデータのダウンロード(協力:大阪市教育委員会) http://www.iccb.jp/mmd/sample/ 注意することは一つ。 デイジーデータはサイズが大きいので、Wi-Fi利用の時にダウンロードしましょう。 3GやLTE回線では通信速度規制に引っかからないように気をつける必要があります。