品川です。 iPad 3で最新のiOSの環境です。 Bluetoothキーボードから漢字変換をさせたい場合、実はソフトウェアキーボードを表示させてやると候補文字を読み上げます。 そして、これはiPhoneでも同じなのですが、五つぐらいまでの候補文字しか表示しないという現象は起きません。 じっくり確認したわけではないのですが、タッチ操作と同じように次々に候補文字を表示していってくれます。 しかし、スムーズに入力操作ができるというわけでもありません。 日本語の変換文字の読ませ方ですが、イジェクトキーのショートカットを使えるキーボードをお持ちの人は、次の手順を試してみてください。 これはiPadでもiPhoneでも同じです。 日本語のローマ字キーボードか、かなキーボードの状態で確認してください。 1. テキストフィールドを開いて文字入力できる状態で、 コントロール+ALT+イジェクトキー を入力。 こうすることでソフトウェアキーボードを表示させることができます。 デフォルトでは非表示になっています。 2. クイックナビゲーションをオンにする。 左と右のカーソルキーの同時押しです。 通常はテキストフィールドを開くとクイックナビゲーションがオフになっています。 3. ローター操作で「自動テキスト読み上げ」のモードにする。 上と右のカーソルキーの同時押しで時計回りに、上と左のカーソルキーの同時押しで反時計回りに回転します。 この操作はタッチジェスチャーで行ってもかまいません。 ただし、文字を1文字でも入力するまでは「自動テキスト読み上げ」がローター項目に現れないかもしれません。 その場合は適当に文字を入力してみる必要があります。 4. 変換したい文字を入力する。 スペースキーの入力につづいて、下か上のカーソルキーを押していくごとに候補文字が表示されます。 これで、タッチジェスチャーと同じような感覚で候補文字を選べると思います。 ところが、問題があります。 途中でキーボードの種類を切り替えて入力をつづける場合です。 たとえば、iPadで日本語ローマ字キーボードで入力していて、English USキーボードに切り替えて入力する。 そこまではスムーズに入力できるのですが、次に日本語ローマ字キーボードに切り替えるとします。 必ずこうなるかどうかの確認が取れていませんが、ローター項目が「自動テキスト読み上げ」から他の項目に変わってしまうことがありました。 iPhoneの場合、新規メール作成画面でメッセージ本文に入力を試みたところ、日本語から英語キーボードを仕様した後、つづいて日本語キーボードに切り替えると、ボイスオーバーカーソルはテキストフィールドから抜け出てしまいました。 なので文字入力をつづける場合は、もう一度テキストフィールドを開く操作が必要になりました。 こういった癖を理解した上でならiPadでもBluetoothキーボードからの日本語入力ができるということになりますね。 ちなみに私が利用しているのはエレコム製のBluetoothキーボードです。 9nove Bluetoothミニキーボード - TK-FBP043シリーズ http://www2.elecom.co.jp/peripheral/full-keyboard/tk-fbp043/ このキーボードには独立したイジェクトキーは存在しませんが、FNキーとXの組み合わせでイジェクトキーのコマンドを出力できます。 大きな特徴だと思いますが、USBのミニコネクタが付いているので、PCとUSBケーブルで接続すればUSBキーボードとしても利用できます。 また、Windows, iOS, Mac OS, Android対応で、9台までの機器を登録可能です。 それぞれの端末とはFNキーとファンクションの1から9までの組み合わせで、簡単に切り替えて使うことができます。