私は全盲、高度難聴の「盲ろう者の酒巻義雄という者です。このMLへの書き込みも久しぶりです。 現段階のiOS6.13デバイスのアクセシビリティ機能は単独視覚障がい者や聴覚障がい者には かなり充足してきたものと言えるでしょう。 しかし、視覚と聴覚に障がいがあって触覚しか残されていない盲ろう者にとっては、特に日本語処理を使用するものにとっては、現在の点字での入出力機能は極めて不十分です。 次回のiOSグレードアップのときには次のような点の改良をぜひご検討くだされば幸いです。 と、申し入れをしてみました。 点字をお使いになっておられる皆さんの中にはこのような現象をお感じになってはおられませんですか? A. 点字キーボードからの点字入力にかかわる課題。 1.点字キーボードから日本語かな点字文字で五十音を入力するとディスプレイ画面上にはカタカナとひらがなが混在して表示される。 ひらがなでなくカタカナになってしまう文字。」ムメモ」、「ヤユヨ」、「ラレロ」、「ヲン」 2.点字デバイスからの漢字変換など日本語入力ができる機能を付加してほしい。 3.スペース(空白)が入力できるようにしてほしい。 B.点字表示に関する課題 1.音声では正しく発音されるが、点字表示は誤って表示される。 竜宮、流行、領土、料理など 音声 」りゅ → 点字 」みゅ 音声 」りょ → 点字 」みょ 2. かな点字、アルファベット点字、数字の点字の区別がない。 日本語文書を点字で表示する場合、その中に含まれる外国語やアルファベット等は、点字の外字譜を前置し、文字列の後は、空白を入れて区切る。また、数字等の文字列を点字で入力する場合、点字の数符を前置し、文字列の後に空白を入れて、かな点字と区別する。 6点で構成される点字のパターンは63種ですので、かな、アルファベット、数字などを同じパターンで表示しなければならず、区別するために前置譜が設けられています。そして、そのモードが変わる場合に多くは空白が用いられています。 この辺りの処理が不十分であると思われます。