品川です。 このメールはapple accessibilityとbl-keitaisumahoの二つのmlに送信させていただいてます。 昨日の日本ライトハウス展のiPhoneとiPadのセミナーには多くの人に参加していただきました。 まことにありがとうございました。 定員100名の会場でしたが、午前のiPhoneの時間帯は140名が、午後のiPadの時間帯は130名の方が参加して下さったそうです。 入室できなかった人たちもいたとのこと、申し訳ありませんでした。 話の内容がうまく伝わっていればよいのですが、いかがでしたでしょうか? さて、昨日話をすることができなかった内容について、二つのメールに分けて書かせてください。 iPhoneは個人的にも便利で使いやすいスマートフォンだと私は感じていますが、それがベストだとは思っていません。 たとえば長文を読ませている時に読み上げ内容がおかしくなるという不具合もあったりします。 これまでのフィーチャーフォンと呼ばれる物理キーの付いた携帯電話、ドコモのらくらくホンやauの簡単ケータイは音声読み上げ機能で操作することができて安心感を持てるすばらしい端末だと思います。 これからスマートフォンを使ってみたいという人はフィーチャーフォンからの乗り換えを検討されると思いますが、たとえば2台持ちという選択肢もあります。 実際にらくらくホンをもっとも安い料金設定で契約し、iPhoneをメインとして仕様されておられる人たちもいらっしゃいます。 また、iPhoneから電話機能を省いたiPod touchというデバイスが販売されています。 音楽プレーヤーという位置づけですが、電話やGPS機能が使えない者の、iPhoneで使えるアプリがそのまま利用できます。ラジコなどのインターネットラジオ、デイジープレーヤー、光チェッカー、紙幣の識別、skype、facetime(テレビ電話)、メール、ウェブブラウザーなどなど。 来月に発売されるiPod touchは昨年発売されたiPhone 4Sと同じような性能を持ち、500万画素のカメラ性能を持っているるので、デジタルカメラとしても利用可能でしょう。そしてSiri、音声アシスタントが利用できるというのも新しいiPod touchの魅力です。 サイズはほぼiPhone 5と同じで、重量は88グラムと軽量です。 もしも外出先でiPod touchを使いたければモバイルルーターというデータ通信専用の端末を計約するという選択肢もあります。いろんな会社が類似のサービスや製品を提供しています。月額3880円ほどで一月使い放題というプランを提供している会社が多そうです。 そして、テザリングできるAndroidスマートフォンとiPod touchという組み合わせも選択肢の一つになりうるでしょう。 iPod touchの代わりにiPadを持ち歩いている人たちもいます。 携帯電話は視覚障害者の生活においてかかせない位置づけのアイテムになってきました。 せっかく購入した電話が使えなかったりフラストレーションが貯まるようなものであっては困ります。 そういう意味でも携帯電話スマートフォン選びは自分の使い方をよく検討してみた上で決める必要があると思っています。 実際に携帯電話ショップや家電量販店に出向いて使い心地を確認したり、このようなmlで情報交換をしたり、ウェブ検索をして情報収集してみるのがお勧めです。 ちなみに私がiPhone 3GSを購入した時には御園さんが主宰されておられるApple Accessibility MLで質問したり、ユーザーの体験談を読んでたいへん参考になりました。 つづく