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32182 NaviLens関連の話、目的地までのルートを記録できる新しいタグ「360ビジョン Wayfindingコード」





品川です。

NaviLensアプリの新しいバージョンでは、WayFindingコードというタグを利用できるようになりました。360ビジョンの機能を応用したものです。
現時点のAndroid版では360ビジョンの機能は実装されておらず、Wayfindingコードの読み取りもできません。

Wayfindingタグを利用すると、出発点から目的地までのルートを記録できます。作成したルートを歩いて目的地に向かうわけですが、どの方向に進めばよいのかをNaviLensアプリがガイドしてくれます。
目的地やルート上にタグが設置されている必要はありません。基本的には出発点にWayfindingコードのタグが存在すればよいのです。
屋内での利用が想定されています。

ユーザがルートを記録して、そのルート上を安心して歩くというコンセプトのアプリは他にもありますね。
ナビレコアプリの場合は、GPSと録音データを紐づけるようになっています。GPSを利用するということで屋外での利用が想定されています。
ClewアプリはAR、カメラを利用してルートを記録します。こちらは屋内でも利用できます。
NaviLensアプリの360ビジョン Wayfinding機能はClewアプリに類似しています。
カメラを利用するとバッテリーの消費が早くなってしまうでしょうが、GPSよりも正確性は得られます。

いろんな目的で活用できる機能です。
たとえば、職場の座席からトイレまでのルートを記録、
避難所であれば自分の待機スペースから建物の出口やトイレまでのルートを記録など。
ルートは複数作成できますが、個人利用に限られるため、他の人にはシェアできません。

パブリック利用のタグであれば共用利用できますが、有料となり、施設や会社の許可が必要になりますね。
たとえば、駅構内で会談の手すりにでも設置してもらって、改札口やトイレまでのルートを登録しておいてもらえると便利そうです。
ちなみにパブリック利用のタグの場合、正確性を増す意味でも、ルート上にタグを設置しておくようです。


使い方を紹介してみます。
■まず専用のWayfindingコード、パーソナル利用のタグをリクエストして、それを印刷します。

1. NaviLensアプリのトップ画面で画面の左下端にある「メインメニュー」ボタンをタップします。

2. 「新着情報」ボタンをタップ。案内文が表示されます。
「コードを要求してください」ボタンをタップします。

3. ブラウザが開き、
名前、メールアドレスをタイプします。
利用規約に同意するチェックボックスにチェックを付けます。この箇所は「Downloading」で始まる箇所です。
リクエストボタンをタップします。この箇所は「I want to receive」で始まる箇所です。

4. 指定したメールアドレス宛にPDFファイルが添付されたメールが届きます。そのPDFファイルを印刷すると、A4サイズの一つのタグになっています。
(PDFは印刷しなくてもPCなどの画面に表示させていればNaviLensアプリで読み取ることは可能です)


■ルートを記録するには、
まずNaviLensアプリでWayfindingコードを読み取ります。

1. アプリの画面に表示される「新しいルートを記録します」ボタンをタップします。
。サウンドが鳴り、記録が開始されたことを教えてくれます。

2. もしサウンドが聞こえず、記録が開始されなければ、
再びWayfindingコードを読み取ります。ここが出発点であるとい認識させるためです。サウンドが鳴り、記録が開始されたことを教えてくれます。

3. iPhone本体を垂直に持って目的地に向かって歩きます。背面カメラが前方、スクリーンは自分の側に向いている状態です。カメラは手などでふさがないようにしてください。途中で「終了しますか」という問い合わせが表示されたら、「続ける」ボタンをタップして継続します。

4. 「記録をストップ」ボタンをタップします。

5. ルート名をタイプするテキストフィールドが表示されます。
入力して「保存する」ボタンをタップすれば完了です。

6. 次の画面では、今いる場所からスタート地点に戻りますかという問い合わせが表示されます。せっかくルートを記録したのに出発地点に戻れなければ戸惑ってしまいます。迷子にならないためにも、実際のルート歩きを体験するためにも試しておくとよいでしょう。
「はい」ボタンをタップします。

7. ルートを記録したのと同じようにiPhone本体を垂直に持ち、歩いていきます。自動的に360ビジョンのモードに切り替わります。ドラムサウンドが鳴り始めます。iPhoneほんたいで周りを見回せば、目的地の方向から鐘の音が聞こえるので、その音に向かって歩いていきます。
スタート地点に到達すると、NaviLensアプリが教えてくれます。


■記録したルートを利用するには、
まずNaviLensアプリでWayfindingコードを読み取ります。

1. アプリの画面に表示される「ルートを表示」ボタンをタップします。利用したいルート名の箇所をタップします。サウンドが聞こえたら、ナビゲーションが始まった合図です。
もしサウンドが聞こえなければ、再びWayfindingコードを読み取ってください。

2. 目的地に向かって歩きます。ルートを記録後にスタート地点に戻ったときと同じ操作です。


■ルートを削除するには、
「ルートを表示」画面で、削除したいルート名の箇所で1本指の上スワイプか下スワイプをします。「削除」と聞こえたら1本指ダブルタップです。


■記録したルートは逆方向には利用できません。
ルートを記録しても、それは出発地点から目的地店、つまり片道利用となります。逆方向へは利用できません。
なので、終着地点から出発地点に向かうルートも記録しておくのが現実的だと思われます。
終着地点にWayfindingコードのタグを設置できれば最良でしょう。それが無理であれば、印刷したタグを持ち歩いておけば、ルートの記録やルート利用のときに読み込ませるという手段が考えられます。
出発地点ではWayfindingコードを読み取る必要があるからです。


18メートル先のタグもカメラでキャッチ、360ビジョンで場所を見失わない「NaviLens Version 3.0.4」 with iOS 14.6 VoiceOver 
見えなくても使えるiPhone(ゲートウェイ)
http://voicei.seesaa.net/article/470871704.html?1590120314




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