藤沼です。 Appleのマジックキーボードはデザインも良く打ちやすいと言う評判が高く、ファン がたいへん多いのでApple信者でない私も購入して使って見ることにしました。 せっかく購入するのだからブートキャンプでないWindowsでも使いたいと思ってキー 配列などを調べました。 まず、配列ですが、日本語のマジックキーボードは左下の角がキャプスキーになっ ていますし、左端の下から3番目がコントロールキーになっている、さらに、Escキー のすぐ下が数字の1になっていて、日本語変換に問題がありそうです。つまり、「半 角/全角」キーがありません。 また、スペースキーの左が「英数」、右が「かな」になっているので日本語のIME の動作がうまく行くかどうか分かりません。ネットで調べると、BootCampソフトウェ アーを使えば解決するなどと言うことが書いてあるページも見かけますがWindowsの 動作に影響が出るとこまりますので止めました。 そこで、マジックキーボードの英語版(US配列)を購入しました。これは左の最下 段の角がFnキー、そのすぐ右が「コントロール」、さらに右に「オプション」、「コ マンド」「スペース」と並んでいて、キャプスキーは左の端の下から3番目、Escキー の下は'`'です。これはWindowsのUS英語キーボードとたいへん近い配列です。 もちろんこちらのiPhoneやiPad第8世代では問題なく英語キーボードとして認識し 接続しました。 Windowsへの接続ですが、まずBluetoothで問題なく接続できました。 1から12までのファンクションキーもそのままで使用できました。iPadのようなメデ ィアの再生などとしては使えません。 つまり、マジックキーボードをWindowsに接続するとFnキーが動作しませんのでFnキー との組み合わせによる操作はできません。 ですから、FNキーとの組み合わせで操作する「ホーぬ」・「エンド」・「ページアッ プ」・「ページダウン」やFn+デリートは使えません。 ここで日本語IMEのOn/Offはどうすると言うことになりますがこれは、Windowsの設 定の「地域と言語」の「言語」の設定で日本語のオプションの中の「キーボードのレ イアウトの変更」でエンターして上下矢印で「英語キーボード(101キー/102キー)」 を選択してPCを再起動すると起動後に、「オプション+`」を同時に押すごとにIMEが On/OFFを繰り返し日本語が入力できるようになります。これはWindowsで英語キーボー ドを使用する手順と同じです。 マジックキーボードの「オプション」キーは'Alt'、「コマンド」キーは'Win'キー として使えます。 では、「ホーム」・「エンド」「・ページアップ」・「ページダウン」はどうする かと言うことになります。これはマジックキーボードではどうにもなりませんので、 Windows用のテンキーボードを接続して「ナムロック Off」にしてこれらのキーとし て使います。「インサート」・「デリート」もテンキーボードにありますのでこれで 問題は解決です。 このメールもマジックキーボードで書いています。慣れるとWindowsでも快適に使 えますのでやみつきになってしまいそうです。 ちょっと面倒な方法ですが、Appleのマジックキーボードのデザインや使用感がたま らないというマニアックな方はお試しください。 ただ、マジックキーボードは高いですのでこの使用感に近いキーボードが欲しい方 はAnkerのウルトラスリムキーボード(2000円)がおすすめです。これもUS配列の英語 キーボードです。 これならFnキーも使えますのでテンキーはいりません。MacでもIOSでもWindowsでも 問題なく使用できました。 以上、マジックキーボードのWindowsでの使用感でした。