品川です。 NaviLensはVoiceOverがオフの環境でも音声読み上げしてくれます。 ところで、NaviLensのタグを利用した屋内ナビゲーションですが、これは視覚に障害のないユーザにとっても便利であるということで、もう一つのアプリがリリースされています。 晴眼者向けのアプリとなります。 「NaviLens GO」をApp Storeで https://apps.apple.com/jp/app/navilens-go/id1313878412 NaviLens GO - Google Play のアプリ https://play.google.com/store/apps/details?id=com.neosistec.navilensgo&hl=ja このようなタグが町中に貼られていると、たとえば外国語で情報提供する目的でも有用なわけです。 また、バス停に貼られたタグを読み取れば、そのバス停の名前を確認できるだけでなく、次にどこ行きのバスがやってくるのかという情報も提供されているようです。 はたしてスケジュールに遅れがあった場合にちゃんと対応できているのかは不明ではありますが。 元々は視覚障碍者向けに開発されたアプリやシステムのようですが、見えている人向けにも活用されるというのは効率的で理想的だと感じます。 屋内ナビゲーションをビーコンを利用して実現しようとする動きは昔からありますが、NaviLensのようなタグを利用したシステムはコストを低く抑えることができ、ビーコンを稼働させるための電池寿命について考える必要もないので、EUではこれからどこまで普及していくのか注目しています。 NaviLensのタグは博物館でも採用されているということですが、どのような目的で使われているのか興味があります。 たとえば、それぞれの展示物の箇所に掲示されていれば、容易くその情報を知ることができそうです。 また、展示品の内容が変更になった場合でも、情報の書き換えには柔軟に対応できるでしょうし。 屋内ナビゲーションとは関係のない話ですが、NFCタグを利用して物の管理をするアプリ「WayAround」というのがアメリカの開発者からリリースされています。 これまでは個人利用を目的に展開されていましたが、パブリック利用を始めるそうで、ミュージアムでも展開されていくそうです。 タグを利用した情報提供という手段、新しいビジネスモデルになっていくのだろうと思います。 2025年、大阪万博が開催されますが、もしかすると会場にはNaviLensのカラフルなタグやWayAroundのNFCタグを見かけることが当たり前になっているかもしれません。 ぜひそうなっていてほしいものではあります。 いやいや、ものタグがマーケットを席捲しているかもしれませんね。