品川です。 iOS 13のVoiceOverではジェスチャーがカスタマイズできるようになりました。 設定アプリを開いて、「アクセシビリティ」、「VoiceOver」、「コマンド」の中でタッ チジェスチャー、キーボードショートカットなどのカスタマイズができます。 ユーザにとっては都合がよくなりました。 逆にサポーターにとっては共通の説明が通じなくなる可能性があるので、ちょっとたいへんになるかもしれません。 ところで、タッチジェスチャーのカスタマイズ画面を開くと、スワイプという表現が多くみられます。 「1本指で右にスワイプ」など。 古くからiOS VoiceOverを使用している人は「1本指の右フリック」という表現をよく使いますが、元々ユーザガイドではスワイプという表現が採用されています。 ところが、VoiceOverのジェスチャー練習画面では、フリックという読み上げになっていたので、これがややこしくさせていました。 iOS 13のVoiceOverジェスチャー練習画面では、フリックという表現からスワイプに切り替わりました。 もしスワイプよりもフリックという表現をよく口にしている人は、おそらく古くからVoiceOverを使っている人たちなんだろうなぁという目安になることでしょう。 今回VoiceOverのタッチジェスチャーがカスタマイズできるようになって個人的に気に行っているのは、テキストのコピーとペーストを一つのジェスチャーとして割り当てできるようになったことです。 これまではテキストの範囲選択をしたあと、ローター操作で編集に合わせて、コピーを執行する必要がありました。 テキストの範囲選択の開始と終了もタッチジェスチャーに割り当てできそうな項目があるのですが、これは実行できていません。 また、「3本指でダブルタップしておさえて上にフリック」というジェスチャーを割り当てできるのですが、この操作が私には実行できていません。 何かコツみたいなものがあれば教えてください。 もう一つ、点字画面入力を好んで使っている人にはうれしいジェスチャーが加わりました。 2本指の上スワイプで、英語と日本語を切り替えできるようになっています。 これはローター・カテゴリーに新しく加わった「点字表」に相当するようです。 点字画面入力の画面でのみ利用できるジェスチャーについてもカスタマイズ可能です。