こんにちは。藤川です。 私が最近、iPhoneとVoiceOverについて思っていることについて書かせて いただきます。これは私の推測なので、事実とは大きく異なるかもしれません。 その点、悪しからずご容赦ください。 日本語版のVoiceOverは、日本語のテキストを一旦ヘボン式のローマ字に 変換し、それを日本語音声エンジンに読み上げさせているのだと思います。 訓令式のローマ字では正しく読まないことがあるので、この推測は当たって いるのではないかと思っています。 しかしながら、中国語のピンインや、韓国語の初声・中声・終声のように、 比較的簡単にアルファベット文字列に置換できる言語と違って、日本語は、 少なくとも点訳やカナタイピングなどで用いられる「文節分かち書き」が 理解できる程度に、日本語の言葉の切れ目を認識できなければ、決して正しい ローマ字に変換できないと思うのです。 読み方の登録がうまくいかず、知人や家族、ときには自分の名前さえ正しく 読み上げてくれないのも、点字ピンディスプレイに表示される日本語が 読みにくいのも、上記のことが原因だと考えると納得できます。 もしこの推測が正しいなら、いくら日本からVoiceOverの読みについて レポートを送っても、たとえアメリカまで出かけてスクリーンリーダーの 読みの改善について訴えても、それらのやり取りが英語で行なわれる限り、 決してAppleの人たちには理解されないし、私たちの希望通りの改善がなされる こともないのではないかという気がしています。 それならば、どうすればいいのかと言われても、私には全くわかりません。 とりあえず、iPhoneの便利な部分はしっかり使わせてもらいつつ、日本語が 重視される場面、メール、日記、電話帳、OCRなどについては、適宜Android 端末やPCを使うということぐらいしか思いつきません。 という事で、私は、今年2月下旬に契約したiPhone Xと、昨年末に9千円で 購入したiPhone 5Sと、2012年以来わが家にあるiPhone 4Sを大事に使いながら、 今後の出費の軸足をAndroid端末に移していこうと考えています。 余談ですが、iPhone Xを契約する際、docomoのキャンペーンでiPad2017 9.7インチモデルを契約しました。この端末は大きすぎて、タッチ操作する気に なれなかったので、ロジクール製のキーボードケース「Slim Folio」を装着し、 見た目ノートパソコンのようにして使っています。 再生・戻し・送り、音量・ミュートなどの物理ボタンがあるので、音楽や デイジー図書を聴くにも重宝しています。 これでAndroid版の点訳ソフトがあれば、もうWindowsは要らないかなという 気がしてきています。 長文失礼いたしました。 ------------------------------------------------------------------------ 藤川敦志 hodos@xxxxxxxxx