品川です。 以前にも話題に上がったことのあるDot Watch、点字が浮き出るスマートウォッチの情報です。 日本語点字への対応ができないために日本国内では発売が開始されていません。 この度クラウドファンディングのサービスの一つである「マクアケ」において、次のプロジェクトが実施されています。 世界初!視覚障害者の人でも使える、点字が浮き出るスマートウォッチDotWatch | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ) https://www.makuake.com/project/dotwatch/#wrap 点字が浮き出るスマートウォッチが画期的 / 点字でメッセージを読むことができて、デザインも超カッコいいんです | Pouch[ポーチ] https://youpouch.com/2018/05/05/506590/ これは英語バージョンの製品を販売しますという内容のプロジェクトです。 サイトワールド2016などの展示会にDot Watchを出展していた会社はOLED JAPANですが、このマクアケのプロジェクトはアティクス合同会社が企画しています。 2018年5月8日23時の時点では、目標の49パーセントの支援額が集まっています。 実行者に問い合わせたところ、 ・目標額に達しなくても商品は出荷される。 ・日本語点字への対応は予定している。 という答えをもらいました。 日本語点字への対応は難しいだろうなと私は感じています。 OLED JAPANではある機関に委託して日本語点字に対応したシステムの開発をしていましたが、実装する段階までは至らなかったそうです。 もしDot Watchの英語バージョンを購入しようと考えている人は、 ・日本語点字への対応は期待しない、 ・サポートも期待しない、 そのつもりでいた方がよいかもしれません。 ちなみに本家Dot Inc.のサイトでは英語バージョンのDot Watchが販売されているようですが、日本からは購入できないようになっています。 Dot https://dotincorp.com/ 問い合わせてみたところ、上記サイトからは購入できないものの、359アメリカドル(送料込み)で日本へも配送してくれるそうです。 個人輸入になるので関税の支払いが必要になると思われます。 興味のある人はDot Inc.に英語で問い合わせてみてください。 4セルで点字表示のできるスマートウォッチ、iOS Android対応ということで注目を集めているDot Watchですが、日本国内で一般販売が始まるのはいつになるのでしょうね。 実際に商品の流通が始まると、インフルエンサーの人たちがPodcastやインターネットラジオなどで実演操作をしてくれることでしょうから、それを聞いてから購入に踏み切るのが賢明だと思います。 ところで、最近はクラウドファンディングを活用するケースが増えてきているようですね。 支援者を募って製品を販売するだけではなく、様々なプロジェクトのサポートが行われています。 視覚障碍者に関連したプロジェクトでは次のようなものがあります。 成功すれば世界初記録!ブラインドセーリングによる太平洋横断(岩本光弘) - クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー) https://readyfor.jp/projects/dreamweaver 現在は目標額の59パーセントに達しています。 プロジェクトについて、あん摩甲子園で詳しいことが聞けるのかもしれませんね。