いつもお世話になります、滋賀県の二木です。 この春から中学生になった娘へ、中高一貫教育の学校を受験突破できましたし それに伴って英語の塾がある日は帰宅が遅くなりますから心配なので、iPhoneを 本人の強い希望もあって持たせたのですけど、載せ替え奮戦記です。 どなたかの参考になれば幸いです。 まず持たせる条件として、使用時間制限がかかることとアプリを勝手に インストールできないこと、アプリ内課金もできないことを確認しました。 スマホ中毒になっては困りますからね。親も気を引き締めねば・・・。 それから端末は新品ではなく、親からのお下がりであること。 これくらいの条件は受け入れてもらわないと、中学生にスマホは早すぎると 意見が多い中ですから、事前合意の上で進めました。 まず端末は、お父さんが三年半使ってきたiPhone5S。使用時間こそ長いですが ずっと蓋付きケースに入れ続けていましたし、バッテリーだけでなく ガラスフィルムも交換してからの譲渡なので悪くないです。動作も軽快です。 乗り換え準備の第一弾として、まずはお父さんの電話を5Sから7へ SIMカードの抜き差しを含めてバックアップと復元で玉突きで移動をさせます。 パソコンのiTunes経由で行いましたが、新しい端末からのバックアップが 可能化までチェックしておく方がいいです。今回ここでつまずきました。 ここからが子供の準備段階で、アップルIDは14歳以上でないと単独での作成が できませんから、お父さんの端末からファミリー共有で先に作成します。 この時点でアプリをインストールするときには親の端末へ通知が送られ、 承認が得られないとダウンロードできないように自動的に設定されます。 IDに使うメールアドレスは、@iCloud.comに限定されます。 いよいよ乗り換えで5Sを設定の一般からリセットより、完全消去をします。 このときには現在所有者のアップルIDから離脱させる手続も必要になります。 子供のために契約したSIMカードを挿入し、アクティベートに入ります。 wifiから通信を確立しファミリー共有で設定したアップルIDでサインインします。 これでとりあえずwifi環境なら使えるようになりました。 次に私(お父さん)がメンテナンスで使えるようにするため、ボイスオーバーの 設定をホームボタンのトリプルクリックも含めてやっておきました。 アプリはApp Storeのマイアカウントより購入済みへ入ると、 ファミリー共有がありますので、ここからお父さんお母さんの 履歴をたどって再ダウンロードの形にすると楽でしょう。有料のアプリも ダウンロードできます。 ここでもファミリー共有は管理者の端末へ通知が送付されるようになっていて、 通知から許可が得られないとダウンロードできない仕組みになっています。 なかなか考えられていますね。 さぁ一番問題の使用制限についてナノですが、設定の中に機能制限があり、 ここで設定できるものはこちらを使った方が安全です。例えばアプリ内課金の 禁止や、iBooksのコンテンツ制限などです。 将来的に機能制限が強化され、きめ細かいペアレンタルコントロールがIOS標準で サポートされるらしいのですけど、今はまだ不十分としかいえません。 それで今回、夜間の使用制限をするのに使ったのは 「キッズぶろっく」をApp Storeで > https://itunes.apple.com/jp/app/%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%BA%E3%81%B6%E3%82%8D%E3%81%A3%E3%81%8F/id1220334896?mt=8 これは親の端末にだけアプリをインストールするだけでよく、制限したい 子供の端末へはプロファイルをダウンロードできるアドレスが発行されるので、 メールなどで知らせてアドレスをタップすればインストール動作が開始されます。 欠点はプロファイルを削除する方法が覚えられると無力になります。 早くIOS標準の機能制限が強化されることを願いましょう。 親の端末でのキッズブロックですが、胆にボタンとしか読み上げられない 部品もありますけど、画像ボタンはだいたいのことがわかりますのでそこから 類推すれば十分にボイスオーバーで操作できます。 一つだけ困るのは広告が入ることで、画面下部のものはボイスオーバーでは 気付かない程度のものですけど、設定変更を仕様と子供の名前をタップすると 動画が再生されるケースがあります。 こうなるとボイスオーバーでいくら探しても元に戻らないので、ホームボタンを 押して一度アプリを閉じてもう一度立ち上げ治すことしか方法が見つけられて いません。まぁでも、これくらいの手間で無料なのですから我慢できます。 制限された時間帯へ入ると、子供の端末からはほとんどのアイコンが消失し、 操作そのものができなくなってしまいます。 ちなみにアプリやムービーの年齢制限をきつくしてみたところ、youtubeや Googleなどが消失してしまったので、「これは親の指示を守っておかないと 遠隔からアイコンを消されてしまう」という恐怖感につながり、しっかり 約束を守ってくれるようになりました。 これで夜中に使いまくるということは阻止できるので、後はミュージックの ライブラリを個別にさえしておけば、将来的にも文句は出ないでしょう。 本当はアプリごとに一日の使用時間制限ができればいいのですけど、IOSは 全体的なブロックをするしかないそうです。アンドロイドはアプリごとに コントロールができるそうですから、IOS標準でこのようにしてほしいものです。 さて、おまけです。 今回はラインモバイルで契約をしました。ラインでの通信はデータ量に カウントされない特徴があり、勝手に検索されないように年齢認証もできます。 モバイル通信をさせるには構成プロファイルのインストールが必要で、 サファリで配布ページを開くかメールの添付ファイルで送付し、指示に従えば 簡単に組み込めます。これだけでモバイル通信が可能になります。 親とはフェイスタイムオーディオで通話ができますし、友達同士もライン電話が 使えますから090の番号は取らず、月間1GBで税別500円での契約です。 申込時に契約者は親ですが、使用者のランを子供にしておくと年齢認証が 自動的に適応されフィルタアプリも無料で利用できるようになります。 買い切っている端末だと、こういう芸当ができます。 今はdocomo回線のみですが、ソフトバンクの傘下になったので夏頃から ソフトバンク回線でのサービスもはじまるようです。 さらにおまけで、アンドロイドでは端末とセット販売が基本のtoneモバイルから ペアレンタルコントロール付きのiPhone用SIMが発売されるとのことです。 プロファイルは通信用のものだけインストールして、SIMカードと親の端末の アプリを紐付けて監視・保護させるらしいです。月額1500円とか。