20133 視覚障害者にとってのアップルウォッチのメリットにつきまして

[久保 弘樹 <kubo.hiroki@xxxxxxxxxxxxxxxxx>]

いつもお世話になっております。
福岡県在住の久保です。

アップルうぉちの話題が出ておりますが、私もつい最近、入手しましたので、視覚障
害者にとってのメリットと言う観点から、少しレビューしてみたいと思います。

まず、購入の経緯ですが、視覚障害者用の時計で、完全防水の性脳を有しているもの
はないと思います（日常生活防水性能を有する製品はあります。）。
まずはどのようなものかを試してみたいということで、某大手中古パソコン販売店サ
イトから、新品の半額程度で中古品にて購入しました。
購入したのは、最新のシリーズ３ではなく、一つ型落ちのシリーズ２（2016年9月発
売）です。
なお、シリーズ2までは、ペアリングしたiPhoneの通信機能を使っての通信の見です
が、最新のシリーズ3では、単体で携帯網に接続可能なモデルが登場しています。
以下に利点ごとにまとめて説明いたします。

１．視覚障害者向けの完全防水性能のある時計
これは冒頭にも書いた通りで、私が購入を考えるきっかけとなった点です。
50ｍまでの防水性能がありますので、手洗いや雨天の際はもとより、入浴時でも安心
して使えます。
時計としても大変使いやすく、音声時計としての機能の他に、振動式時計としての機
能もあります。

２．滑動量計
常時付けていると、毎日の活動量を表示してくれます。
私は特にスポーツをするわけではありませんが、だからこそ、日頃どれくらい運動し
ていないかを可視化してくれます。
長時間座りっぱなしだと、立ち上がって動くようにと促され、自然に動くようにもな
ります。
予め目標値を設定しておき、達成されると、メッセージが表示されて、励みにもなり
ます。
脈拍数や呼吸数を常にモニタリングしていて、表示データはある程度信用できそうで
す。

３．電話の着信がすぐに受けられる
iPhoneを鞄やポケットに入れていて、着信に気付かないことが、私はよくありますが、
腕で振動して知らせてくれるので、気付かないということがありません。
加えて、着信にはウォッチで応答できますので（スピーカーホンになりますが）、と
りあえず相手には失礼にはならないでしょう。
その後、通話をiPhoneに切り替えることで、通常の通話が継続できます。
着信だけでなく、もちろん発信も可能です。

４．電子決済
アップルペイが利用可能で、コンビニをはじめ、結構広い場所で使えます。
関東圏の方なら、すいかも使えますので、ますます便利でしょう。
iPhone6S以前の、アップルペイ非対応iPhoneを使っている場合でも、ペアリングされ
たアップルウォッチがあれば、利用できます。

メリットはこんなところです。
逆に私が感じるデメリットですが、まずは価格でしょう。
機能自体は、その多くがiPhoneでできることです。
あえて4万円ほどの投資をして入手すべきかということです。
iPhoneと同じく、ほぼ1年に1回、新製品が出そうですし、そうなると、数年前の機種
が最新OSからは順次切られるということになり、定期的な買い換えスパイラルに陥る
ことになります。
また、バッテリーのもちはあまり良くなく、ほぼ１日に１回は、充電が必要です（就
寝時に、充電器に置く習慣をつければ良いでしょうし、ボイスオーバーユーザーなら、
スクリーンカーテンをオンにすることで、多少は節電できるでしょう。）
さらに、根本的な問題として、腕時計が嫌いな方には不向きです。
実は、私も腕時計嫌いでしたが、充実した機能には魅力があり、付けるようになって
います。

以上、つたないレビューをさせて頂きました。
購入を検討されておられる方のお役に立てましたら幸いです

久保　弘樹　kubo.hiroki@xxxxxxxxxxxxxxxxx