品川です。 毎年の春と秋に視覚障碍者向け写真教室を開催されておられる尾崎大輔さんですが、 講義の様子をYouTubeで公開されておられます。34分。 2017念5月に開催されたT3 photo festival tokyoでの講義で、これは視覚障碍者をサポートする人向けの内容となっています。 視覚障碍を持つ人にとっても興味深い内容だと思いました。 視覚障害者と写真 - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=QG_0Fh-liwQ&sns=em この写真教室へはデジタルカメラや一眼レフカメラを持参される人もいますが、希望すればニコンのカメラを貸し出してもらえるそうです。 また、最近ではiPhoneで写真を撮る参加者も増えてきているようです。 写真教室の最新情報は尾崎さんのブログで発信されています。 写真家・尾崎大輔のblog http://ozakiphoto.exblog.jp/ 私も昨年参加してみましたが、著名なエンジニアの方も参加しておられたりして、とても活気のあるイベントでした。 さすがにはな子の都 吉祥寺という雰囲気でした。 撮影しても自分が見えないのではその写真を楽しめないのではないか、という考え方もありますが、その写真を人に見せて話が盛り上がったり、子育て記録のために管理したりなど、画像の中にはいろんな意味合いが込められています。 iPhonのカメラと写真アプリはVoiceOver環境でも操作できる機能が多いので、普段から活用している視覚障害ユーザは多いのではないでしょうか。 写真を撮影できてもその後の分類などの管理がめんどうでしたが、iOS 10になってからはその画像に映っている内容を認識してキャプションを付けてくれたり、同じ人の顔写真を一つのフォルダにまとめてくれるなど、これまでよりも写真と気楽に付き合えるようになった印象をもっています。 iOS 10の写真アプリ、人の顔を見分けて分類してくれる機能「ピープル」 http://voicei.seesaa.net/article/442222107.html カメラ機能を利用して視覚障害支援の目的で開発されたアプリはいくつも登場するようになってきました。 おかげでカメラはより身近な存在になってきたように感じられます。 たまにはカメラの本来の使い方、写真を撮って歩いてみれば新鮮な発見があるかもしれませんね。 尾崎大輔オフィシャルサイト : daisukeozaki.com http://www.daisukeozaki.com/information.html