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16112 Re: アメリカ生まれのOCRアプリ「KNFB Reader」がベータテスターを募集しています





品川です。

KNFB Readerのベータテスターになると、アプリのベータ版を期間限定で使用できるようになります。
けして今リリースされているアプリを購入する必要はありません。

お金を支払いたくないのに間違えて購入しないようにお気を付けください。
ちなみにホリデーシーズンが近づいているので、期間限定のディスカウントがあるかもしれないなと予想しています。


ところで、メーリングリストでベータ版のことを書くと不適切だと感じる人もいるかもしれませんが、ベータ版の段階で開発元にたくさんのフィードバックをしていかないと日本語OCRの対応は後回しにされそうなので、個人的には多くの人に参加してほしいと考えています。



さて、昨日ベータテスターに申し込みましたが、先ほどからベータ版を使えるようになりました。
その報告の前に一つ訂正しておかないといけません。

昨日はアプリの開発元であるNFBのことをNational Federation for the Blindと書いてしまいましたが、正しくは
National Federation of the Blindです。
forとofとでは意味が代わってしまうので、失礼しました。



ベータ版のKNFB Readerで日本語の書類を撮影してみましたが、認識結果は意味不明でした。
ところが、PDFをインポートして認識させたところ、ある程度は認識していました。
これだけ大きな差が起きるのはどうしてなのかわかりませんが、いろいろと試してフィードバックしていきたいと思います。

ちなみにKNFB ReaderではPDfをインポートして認識処理してくれるのも特徴です。
iよむべえやスキャナー&翻訳者などではjpegをインポートできるものの、PDFは無理なのです。



ベータ版のインストール手順とKNFB Readerの操作の手順を簡単に紹介してみます。


流れとしては、TestFlightというアプリをインストールします。
これでベータ版のアプリをダウンロードできるようになります。
つづいてKNFB Readerのベータ版をインストールします。


1. ベータテスターの申し込みが終了すると、継ぎの件名のメールが届きます。
「件名: TestFlight: Sensotec nv invited you to test knfbReader」
本文の中の「TestFlight」というリンクを実行します。


2. TestFlightアプリをダウンロードして、インストールされたアプリを開きます。
通知を許可するかどうかの問い合わせが表示されます。
ここでは「許可」を選んで継ぎの画面に進みます。


3. KNFB Readerという名前が表示されている箇所を1本指のダブルタップで実行します。
この項目の中には使用期限も表示されており、先ほど確認すると39日間になっていました。
このアプリを使うことができるのはその日数の間だけという意味です。


4. Installボタンを実行します。
Openボタンを実行すると、KNFB Readerが開きます。
KNFB Readerがカメラにアクセスすることを許可するかどうかの問い合わせが表示されます。
ここでは「OK」を実行します。


5. 最初にOCR言語を日本語に変更する必要があります。
KNFB Readerのトップ画面では、左下端に「OCR language」というボタンがあるので、それを実行します。
ピッカー操作で言語の変更ができるので、1本指の上スワイプか下スワイプで日本語に合わせます。
継ぎに1本指の右スワイプで「done」ボタンに移動して、それを実行します。


6. 写真を撮影すると自動的に認識処理されて、VoiceOverとは別の音声でその結果の読み上げが始まります。
撮影するには音量ボタンのどちらかをクリックするか、画面中央部にある「Take picture」ボタンを実行します。
2本指のダブルタップでも撮影できます。


7. 画面は写真を撮影する画面から、認識結果の表示画面に切り替わります。
画面の中央部に認識結果の文字列が表示されています。
また、この画面では認識結果の読み上げコントロールができます。
「play」ボタンで一時停止と再生のコントロールができますが、2本指のダブルタップでも代用できます。
その他にもスピード調整、センテンスの移動、ページの移動など。


8. 認識結果の画面から写真撮影の画面に戻るには、画面の左上端にある「back」ボタンを実行します。
あるいはスクラブのジェスチャーで代用できます。

写真撮影の画面ではできるだけ書類をきれいに撮影するための機能ボタンが用意されています。

「tilt guidance」のラジオボタンをオンにすると、iPhone本体が水平でない場合には振動で教えてくれます。

「field of view report」ボタンを実行すると写真がテスト撮影されます。この機能では紙の四隅がしっかり映り込んでいるかどうかの確認や、紙の傾き無しに撮影するためにiPhone本体を時計回りに何度回転させればよいかなどのアドバイスをしてくれます。


その他にも機能は盛りだくさんです。



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