品川です。 10月最初の週末、大阪にて日本ライトハウス展が開催されます。 その中でiPad体験会が規格されていますので、そのお知らせです。 50分のコースで定員は1回10名。 二日間で10回行われます。 音声読み上げ機能を利用しての説明が5回、拡大機能を利用しての説明が5回の予定です 。 参加の申し込み方法は下の案内文をご参照ください。 私は音声読み上げ機能を使う人向けの体験会に手伝いとして参加させていただくので、 少し宣伝させてください。 これまで目の見えない私にとってタッチパネルで操作しなければいけない機器は、イコ ール使えない物だとあきらめていました。 銀行のATMや駅の券売機などのタッチパネル化から始まり、今ではコンビニや居酒屋の 注文システムなど、至るところで出くわすようになりました。 初代iPhoneが発売されたのは2007年。 携帯電話までタッチパネル化されてしまうというのは最悪の危機です。 小さかった障壁が、巨人の進撃をはばむ大きな壁のように成長していくようでした。 ところが、2009年に発売されたiPhone 3GS。 この製品は私の先入観を覆してくれました。 目が見えなくてもタッチパネルは操作できるのだということを教えてくれたのです。 大きな壁が、手のひらに乗る小さなガラスの板に変わった瞬間でした。 あれから4年。 iPhoneやiPadは目が見えなくても使えることを知らない人、まだまだ多いのではないで しょうか? 音声読み上げや拡大機能で使えることは知っていても、「自分にはどうせ使えないだろ う」と思い込んでいる人、そんな人たちも多いと聞きます。 何ができるの? そう尋ねられると、答えは難しいです。 いろんなことができるからです。 音楽を聴いたり、本を読んだり、 ニュースをチェックしたり、ゲームで遊んだり、 ラジバンダリを楽しんだり… そうです。使い方はあなた次第なのです。 お札の識別アプリを使って、千円札や1万円札を分類するのに役立てている全盲の人も います。 駅の時刻表を見る時にカメラで写真を撮影、それを拡大して読んでいる弱視の人もいま す。 また、カメラからのライブ映像を見ながら、安心して爪切りをしている人もいるそうで す。 iPadのズーム機能を使えば、倍返しどころか、5倍に拡大して表示してくれるのです。 今回のiPad体験会では、これまでiPadやスマートフォンに触ったことのない人、そんな 人にぜひ参加してほしいと願っています。 あなたの指先で何ができるか、試してみてください。 ツルツルした板を、触れて、叩いて、なでてあげてください。 あなたにとって、iPadは単なる漬物石でしょうか? それとも「じぇじぇじぇじぇっ!」と驚きの声を上げさせるような魔法の板でしょうか? どうぞ、食わず嫌いにならず、 さわって知ろう!iPad ここからは日本ライトハウス展の案内文です。 -------------------------------------------------- 日本ライトハウス展〜全国ロービジョンフェア2013 http://urx.nu/4ZnH 西日本最大規模の視覚障害者用具・機器展(入場無料) 日時 2013年10月5日(土)・6日(日)午前10時〜午後4時 会場 難波御堂筋ビル7階ホール(大阪市中央区) 地下鉄御堂筋線「なんば駅」中改札から徒歩1分のなんば駅 13番出口からエレベータ直結 主催 社会福祉法人 日本ライトハウス 共催 社会福祉法人 読売光と愛の事業団 後援 大阪市、(一般社団法人)大阪府眼科医会、 (一般財団法人)大阪府視覚障害者福祉協会、 (一般社団法人)大阪市視覚障害者福祉協会、 日本網膜色素変性症協会大阪支部 お問い合わせ 日本ライトハウス情報文化センターサービス部 TEL 06−6441−0039(火〜土、午前10時〜午後5時) 日本ライトハウス展の見所!(6項目) ①35社・団体がさまざまな用具・機器を出展(一部販売) ②体験会「さわって知ろう!iPad」 ③ミニステージ ④「ガイドブック」をお送りします ⑤会場内のガイドについて ⑥出展者一覧 ①35社・団体がさまざまな用具・機器を出展(一部販売) 主な出展品=音声や手ざわり・見やすい表示で使いやすい各種用具、ユニバーサル家電 品、地デジラジオ、しゃべるテレビ、書類や本を拡大表示したり、音声読み上げする読 書器、センサー付き白杖、まぶしさを防ぐ眼鏡やルーペ、点字ディスプレイ・プリンタ ー、パソコンやインターネットを活用できる各種ソフト、デジタル図書プレイヤーなど 。盲導犬コーナーもあります。 ②体験会「さわって知ろう!iPad」(事前予約制)を開催! 会場は8階会議室。両日とも11時から15時の1時間毎に開始。定員各回10人。画 面の見えない方対象と、見えにくい方対象に分けて行います。事前予約制で、9月3日 (火)から電話受付を開始。詳しくは予約の際にご確認下さい。 ③ミニステージに、大活躍中の“熱中人(ねっちゅうじん)”が続々登場! 10月5日(土) 11時 劇:ユニバーサルなまちづくり=きんきビジョンサポート 12時 難波寄席=邪乱亭地車(じゃらんてい だんじり) 1時 もっと知りたい電子書籍=杉田正幸氏 2時 ビブリオバトルin日本ライトハウス展 3時 映画大好き「シネマ・デイジー」 10月6日(日) 11時 映画大好き「シネマ・デイジー」 12時 難波寄席=茶渋家呆っ人(ちゃしぶや ぽっと) 1時 盲教育史の玉手箱=岸博実先生 2時 ビブリオバトルin日本ライトハウス展 3時 太陽のように熱いスーダンの仲間たち=福地健太郎氏 ④「ガイドブック」をお送りします 展示内容を詳しく紹介した「ガイドブック」 (点字、音声デイジー、大きめの活字、メール版のいずれか)を事前に、無料でお送り します。 ⑤会場内をボランティアがガイドします 御堂筋線なんば駅中改札前と難波御堂筋ビル1階でスタッフがお迎えします。(希望者 多数の場合、お待ちいただくことがあります。) ⑥出展者一覧(50音順)35社・団体 アイネット、アイネットワーク、アイフレンズ、アステム、アメディア、 インサイト、エーピーアイ、エクストラ、m・y 、桜雲会、 おおさかパルコープ、オリンパスイメージング、 オンキヨーエンターテイメントテクノロジー、音声読み上げポータルサイト、 カトレア・サービス、加美電子工業、KGS、高知システム開発、 KOSUGE、サイパック、ジェイ・ティー・アール、シナノケンシ、 タイムズコーポレーション、東海光学、西澤電機計器製作所、 日本点字図書館、日本テレソフト、 日本ライトハウス(情報文化センター、盲導犬訓練所)、 パナソニック、毎日新聞社、三菱電機、三菱電機ホーム機器、ラビット、 レハ・ヴィジョン