品川です。 紙幣識別アプリの先駆けともいえるLookTel Money Readerがようやく日本円に対応となりました。 そこで、2013年5月11日の時点で日本のお札の種類を識別できるアプリについてまとめてみました。 1. LookTelマネーリーダー https://itunes.apple.com/jp/app/looktelmanerida/id417476558?mt=8 有料アプリ。 特徴は、 ・アプリを起動するとお札にカメラのレンズを向けるだけの操作。 ・20ヶ国の紙幣に対応。 ・各国の紙幣は自動的に認識。 ・暗い環境でも自動的にLEDフラッシュが起動。 2. Money Reader https://itunes.apple.com/jp/app/money-reader/id492823753?mt=8 有料アプリ。 特徴は、 ・アプリを起動するとお札にカメラのレンズを向けるだけの操作。 ・7ヶ国の紙幣に対応。 ・それぞれの国の紙幣は設定メニューから一つを選ぶ必要があるため、同時に複数の国の紙幣を識別できない。 ・LEDフラッシュはオンにできないので暗い環境では使えない。 3. ボイスアイ https://itunes.apple.com/jp/app/boisuai/id496389982?mt=8 アプリは無料だが、紙幣識別のためには有料のアドオンが必要。 私はアドオンを購入していないので試していません。 先ほどの「2. Money Reader」と同じ開発元なので、特徴も同じだろうと思われます。 ただし、説明ページにはタイバーツの記載がないので、多少の違いがあるのかもしれません。 4. TapTapSee https://itunes.apple.com/jp/app/taptapsee-shi-jue-zhang-hai/id567635020?mt=8 無料アプリ。 特徴は、 ・アプリを起動すると紙幣の写真を撮影する操作が必要。 ・何か国の紙幣に対応しているかは不明。 ・各国の紙幣は自動的に認識。 ・暗い環境でも自動的にLEDフラッシュが起動。 5. CamFind https://itunes.apple.com/us/app/camfind-search-your-camera/id595857716?mt=8 無料アプリ。 特徴は、 ・アプリを起動すると紙幣の写真を撮影する操作が必要。 ・何か国の紙幣に対応しているかは不明。 ・各国の紙幣は自動的に認識。 ・暗い環境でも自動的にLEDフラッシュが起動。 6. LookTel Recognizer https://itunes.apple.com/jp/app/looktel-recognizer/id501088555?mt=8 有料アプリ。 特徴は、 ・準備段階として、紙幣の写真を撮影し、自分の声でそのお札の種類を録音する。 ・アプリを起動するとお札にカメラのレンズを向けるだけの操作。 ・すべての国の紙幣に対応。 ・各国の紙幣は自動的に認識。 ・暗い環境でも自動的にLEDフラッシュが起動。 さて、日本で使われている紙幣の種類ですが、千円札、五千円札、一万円札、二千円札です。 上記のすべてのアプリはこの4種類を識別できました。 ただし、ボイスアイだけは確認していませんが、「2. Money Reader」で可能なので、おそらく対応しているだろうと推定しました。 私が気になったのは一世代前の千円札、五千円札、一万円札の識別はできるかどうかという点です。 2004年に今のホログラム入りの紙幣が登場しましたが、その前に使われていた紙幣は今でも流通しています。 旧札の千円札を識別できるか試したところ、専用の紙幣識別アプリである「1. LookTel Money Reader」と「2. Money Reader」はどちらとも識別できませんでした。 「4. TapTapSee」や「5. Camfind」では何度か認識に失敗して「紙幣」などとしか教えてくれなかったものの、うまく読みとってくれることがありました。 「6. LookTel Recognizer」については、自分で画像と音声データを作成するので、当然のことながら識別には成功しました。 私がこれらの中でもっとも使いやすいと感じているアプリはLookTel Money Readerです。 アプリを起動してカメラのレンズにお札をかざすだけという簡単な操作。 対応している国の紙幣は設定を変更しなくても自動的に識別してくれるので、たとえば海外旅行にでかける時でもすばやく区別することができます。 LEDフラッシュが自動的にオンになるので、たとえば布団の中でヘソクリするためにお札を仕分けしているような人にも最適でしょう。 もちろんLEDフラッシュが搭載されていない端末で使う時には明るい場所で行ってください。 そして、インターネットに接続していなくても使えるというのは大きな特徴です。 六つのアプリの中でインターネット接続が必須なのは、「4. TapTapSee」と「5. Camfind」です。 電波の届かない地域に出かけると、まったく利用できなくなってしまいます。 変わり種のアプリは「6. LookTel Recognizer」ですが、写真と音声を記録する準備が必要なものの、こちらはユーザーが好きなようにデータを集めることができるという特徴があります。 そして、それらのデータは共有することができます。 公的な機関がデータを作成してもらって必要な人がインポートできるようになれば、どんな紙幣やコインや商品でも識別できるようになるという可能性があったりします。