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1450 問題の報告の仕方について





井上です。
一般的な話として書きます。

 利用者として問い合わせたり問題をレポートするときに、どういう状態から何
をどうしたらどうなって、それのどこがおかしいと思っているのかを正確に伝え
ることが大切だと感じています。
それによって、問題を解決する人に何から調べたらいいかが正確に伝わります。
よく「うまくいかない」という表現がありますが、単にやり方が悪いのか、問題
が起きているのかを判断できる材料が必要です。
 VoiceOver周りにはまだ問題もあり、直してもらうためには利用者がレポート
していくしかないのですが、利用者もできるだけの情報を集め、整理して伝える
ことで改良が早まる可能性があると思います。
 メーリングリストでの質問にも似たようなことが言えます。

 参考までに、Apple Bug Reporterの標準フォーマットにどのような項目がある
かを書いてみます。

・タイトル
・製品
・バージョン・ビルド番号
・分類(バグなのか機能追加要望なのかなど)
・再現性があるか(いつも発生するか、ごくたまにか、再現方法がわからないかなど)
・問題の概要
・再現させるための手順
・期待する結果
・問題となっていること(期待に反してこうなってしまう)

 ここまで細かく書くのはなかなか大変ですが、再現手順や期待結果、問題となっ
ていることなどは整理する時に考えると読む人が理解しやすいレポートになると
思います。

参考:
Apple Bug Reporter
http://bugreport.apple.com
(開発者登録していなくてもログインできますが、英語です。)

--
Koichi Inoue, ARGV



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