井上です。 先日12/23に、近くのヤマダ電機でApple TVを買いました。 VoiceOver機能があるけれど、あまり日本語で情報がないようなので、そこに絞っ てレポートしてみます。 少し長文になります。 Apple TVの操作はすべて付属のApple Remoteというリモコンで行えます。 リモコンにはメニューキーと再生/一時停止ボタン、丸い方向キー、方向キーの 真ん中に決定キーがあります。(キーの名前は正式名称ではないです。) 操作系は、方向キーで選択して決定キーで決定、メニューキーを押すと一つ前の 階層に戻る、という単純なものです。 左から右に向かって、ムービー、インターネット、コンピュータ、設定というエ リア(タブ?)があり、そこで上下に項目が選択できます。 操作をすると、反応したときにぴっという小さい音がします。トップの階層で メニューを押したり、設定のエリアで右を押したりというように、無効な操作を すると違った音がするのでわかります。 VoiceOverは日本語も英語も、iPhoneと同じ声でしゃべります。日本語が時折 ぐしゃぐしゃになる点も同じです。 VoiceOverを有効にしてしまえばほとんどの機能がちゃんと使えると思います。 曲の変わり目で曲名をしゃべるのでちょっとうるさいです。iPhoneのようにいき なりVoiceOverをon/offする操作はありません。 Youtubeなどで検索する差異の日本語入力は画面を見ていてもApple TVだけで はできず、iPhoneやiPod Touchが必要という割り切った仕様です。 さて、それなりに使えるのですが、私が購入したものは内蔵のiOSのバージョ ンが古く、最初はVoiceOverが使えませんでした。 アクセシビリティという項目そのものがなく、画面をみてもらいながら無線LAN 設定をしてOSを4.1にアップデートすると項目が現れました。 iOS 4.1が入っている状態でVoiceOverをon/offする手順は以下のようになりま す。 ・メニューキーを何度か押してトップレベルの操作階層に移動します。 ・方向キーの右を何度か押して、「設定」のエリアに移動します。端っこでは違っ た音がするのでわかります。 ・方向キーの上を何度か押して、一番上の「一般」を選びます。 ・決定キーを押して「一般」の中に入ります。 ・方向キーの下を10回押して、上から数えて11番目にある「アクセシビリティ」 を選択します。 ・決定キーを押して「アクセシビリティ」の中に入ります。「VoiceOver」とい う項目が選ばれた状態になります。 ・決定キーをもう一度押します。VoiceOverがoffならonに、onならoffに切り替 わります。 OSのアップデートは、有線LANなら手数を覚えて自力でできる作業かもしれま せんが、もはや古いOSがないので「アップデート」がどこにあるか説明できませ ん。ちなみに4.1では一般の上から7項目目(上の端から下キーを6回押したところ)に あります。 私が買ったのはたまたま売れ残りで、今買えばiOS 4.1が入っていることを期待 します。 それから、買ってきて最初に電源を入れるとOSが起動して言語選択(初期値は English)、その後に無線LANの設定があります。メニューキーを押すとネットに つながらないままでトップの操作階層が表示されました。 最後にうちでの使い道ですが、iTunesに入っている音楽やムービーの再生、 Youtubeやインターネットラジオの再生といったところです。PCから離れた場所 にあるテレビやオーディオ機器に接続できるのが便利だと感じています。ただし うちには光出力を受けられるアンプがないので、一度HDMIでテレビを経由する必 要があってちょっと寂しいです。 -- Koichi Inoue, ARGV