伊藤です。いつもありがとうございます。 みなさんの参考になるかどうかわかりませんが先日電子決済について事業者側での事情を聴く機会がありましたのでシェアします。 いつも通っている床屋さんでカード決済端末が故障しインターネット接続できなくなったため、クレジットカード、クイックペイでの支払いができなくなりました。1台のマシンで各種カード会社やクイックペイに対応し ています。 しばらく不調で再起動したりして対応していたのですがとうとう故障し決済会社に連絡したところ、保障期間の4年が過ぎてしまい、修理依頼するなら7万円、新しく契約するならそれほどかからない。ただし修理ならす ぐ駆けつけるが新規契約だと1か月半かかりますよ、とのことでした。 私がスマホアプリでもできますよね、と話すと、iPadでなければできないとか制限があるがうちは持っていないし、とのことでした。 それとは別に楽天ペイやペイペイと契約していたので助かりましたけどね、とのことでした。これらは印刷されたQRコードにスマホをかざすタイプのものです。 そして、このQRコード読み取りタイプですが設備投資がいらないのに手数料はそれほど安いとは感じられないのだそうです。 また現金もそれほど多額を扱う訳でもないので電子決済にして強盗防止を考えている訳でもないとのことでした。 それではそんなに苦労してどうして導入するのかと聴くと(そんな詰問調子ではなくカットしてもらいながらの雑談ですよ)、電子決済が使えないならほかに行くよというお客さんもいるし、カード決済だから多少高くて もいいかと払ってくれるお客さんがいるからだそうです。 でこのあたりから消費者としても頭においた方がよい内容だと思います。 QRコードは設備投資がいらないと書きましたがほんとうにいらないのだそうです。つまりインターネットと通信しているのは消費者のスマホで、レジでは支払い完了の確認はできず、メールで情報が届くのだそうです。 したがって、私たちが店員さんに支払い完了を目視で確認していただく必用があります。 またメリットとしてコロナで臨時に行われたGo To Eatキャンペーン のようなものも印刷したQRコードを店頭に備えれば参加できるので簡単に導入できる、消費者側からいえば臨時のお得な決済はQRコード読み取りタイプ になるということです。 今回の私の支払い 楽天ペイがau PAYと互換性があるのでau PAYで支払いました 床屋さんが気を聞かせてくれてなのかカード決済の障害があったからか、金額を手入力しなくてもQRコードを読み込むと金額まで自動的に表示されるコードを用意してくださいました。 問題は支払い完了の部分です。 スライドで支払いとなっていてボイスオーバーでは押せません。ボイスオーバーを止めてお店の人にやっていただきました。 上記の事情があるのでアクセシビリティ的な問題はありますが、お店の人に最終段階をやってもらった方が支払い完了をお互い確認できてよいと思いました。 また今回はメールの到着も速く支払いをすませてiPhoneをしまっている間に支払い完了メールが届いたとのことでした。 あんま、はり、きゅう自営の方は電子決済に関心がおありかと思います。このようになっていますので参考になれば幸いです。