品川です。 どのような理由で無料化することになったのか、その経緯はわかりません。 ただ、コストカットの目的だろうと思われますが、アプリのメニューからは電話サ ポートが消えています。 この技術を世界中の視覚障害者に届けたい、 そんなコンセプトで開発が始まったアプリなので、 価格が高くて手を出せないという人たちの声に答えた結果なのかもしれません。 App Storeのレビューにも「無料で使いたい」という声は寄せられていましたね。 今年後半には機能の追加を予定していると語っておられるので、 安定して開発を続ける状態が整っているのだろうと推察します。 いちおうアプリの「設定」タブの中には開発者を支援するためにドネーション、寄付 できるリンクが用意されています。 視覚障害者を支援する目的で開発されたアプリ、有料から無料になったものはこれま でにもありました。 たとえば、紙幣識別アプリLookTel Money Readerは、のちにNantMobile Money Readerと名称変更されましたが、その後App Storeから消えました。 無料アプリでしたがtf-camも今はダウンロードできなくなっていますね。 これからの時代、 ユーザはただ使うだけでなく、開発者にフィードバックしたり口コミで広めたり、 開発者と共に育てていく意識がないと、すばらしいビジョンのアプリでも消滅してし まうように感じています。 イタリアのEveryWare TechnologiesからリリースされていたLight Detecterも無料化 されてしばらくたってから消えました。 同じ開発者からリリースされていた iWalkStraight iMove around これらも消えました。 しかし、先ほどApp Storeで確認してみると、三つとも復活していますね! 開発者の名前はRetina Italia Onlusに代わっています。 こんなこともあるんですね。