横浜の井上です。 週末にmacOSをBig Sur 11.0.1にアップデートしてみました。VoiceOver使用です。日本語ユーザにとって一つ残念なこととして、日本語入力している時にこれまではだましだましできていた変換候補の詳細読みがされなくなっているように思います。スペースキーを何度か押して上下矢印で選ぶとCatalinaまでは詳細読みされることが多かったのですが、Big Surでは文字列として読み上げられるだけなので区別がつきません。macOSで日本語を入力することが多い人は困ると思います。その他には特に困るところを見つけていません。 よい点としては、Macを起動や再起動した際にじゃーんという音が出るようになりました。以前は起動音がありましたがいくつか前のバージョンからターミナルで設定を変えなければ無音になっていました。UIがいろいろ変更されたようですが、VOユーザとしてはそれほどの変化を感じません。VO+mを2回押しで行けるmenu extraのところにコントロールセンターが増えて、iOSと似たような設定がそこからできるようになっています。Apple Visのページで書かれているVoiceOver関連の変更点には以下のようなものがありました。・VoiceOver認識が入りました。VoiceOverユーティリティで有効にしたあと、VO+Shift+Lで画像の説明を読み上げます。ただしスクリーン認識はできません。 ・選択したオブジェクトにアクションがある際に「使用可能なアクション」と言います。VO+command+Spaceでアクションメニューを出せるのはこれまでと同じです。 ・VO+oで通知センターにフォーカスできるようになりました。 ・VO+Spaceでボタンなどを押すときにiOSと同じような効果音がつくようになりました。 ・改善ではないですが音声認識をこれまでFNの2回押しで開始していたのが、controlの2回押しになりました。困る場合はキーボードのところから変更できるそうです。 以上参考までです。 -- Koichi Inoue (ARGV)