品川です。 QRコードのような専用タグを利用して駅構内の案内やバス停の場所確認など、様々な用途で使われているNaviLensアプリですが、学校などの施設内で部屋の確認をするのに便利な基本タグのキットが日本語に対応しました。 個人使用のタグはだれでも入手できますが、内容は自分で書き込む必要があります。また、書き込んだ内容を確認できるのは、一つの端末のみに限定されます。 それに対して、一般使用ができる基本タグは、内容が書き込まれており、だれでもそれを確認できるようになっています。 今回は学校などの施設内にある部屋の名前が記録されており、たとえば、トイレ、カフェテリア、食堂など89種類。 NaviLensアプリはiOSとAndroid向けにリリースされています。 カメラを用いて最大で15メートル離れた場所にある専用タグを読み取ることができるので、壁を手探りしながら歩かなくても、自分の周りを見回すだけで目的の部屋を探し出すことが可能になるでしょう。 ただし、明るさの程度や専用タグのサイズによっては検知できる距離は短くなります。 この学校向けのタグですが、以前に紹介したときは日本語には対応していませんでした。 また、その時のメールには、書き込まれた内容はサーバーで管理されており、いつでも書き換え可能と紹介していましたが、どうやらこの一般使用の基本タグはサーバーでは管理されていないので書き換えは不可です。 ユーザが個別にパーソナルメモを追加することはできます。 タグの入手方法ですが、 ナビレンス-あなたの生活にタグを https://free.navilens.com/ こちらのウェブサイトで、名前とメールアドレスを入力して、ダウンロードボタンを押します。 キットの種類や言語は選べるようになっていますが、今のところキットは「学校」向けだけが提供されています。 タグにロゴを表示させたい場合は、ファイルを添付して送れるようです。 申し込むと、ZIPファイルが添付されたメールが届き、PDF形式のタグデータが含まれています。 それを印刷して部屋のドアなどに貼り付けて利用します。 人の頭よりも高い位置に貼るのが都合よいと思われます。 それぞれのPDFファイルの名前は英語になっていますが、開くと日本語の名前を確認できます。 たとえば、 > Boys_restroom_AAB034_210.pdf このファイルをWindows上のAcrobat Reader DCで開くと、 > 男の子トイレ という日本語の名前を確認できます。 ちなみに日本語向けに提供されているタグを英語環境のiPhoneで読み取ると、英語名で読み上げてくれます。 NaviLensは多言語対応を意識して開発されています。 NaviLensの読み取り制度を確かめるのにタグをいちいち印刷するのは面倒だという人は、PCやスマートフォンのディスプレイに表示させたタグをNaviLensアプリで読み取ってみてください。 どのような使い方ができるか、イメージできると思います。 屋内ナビゲーションのシステムはまだまだ実生活の中でその恩恵を感じさせてくれませんが、NaviLensのように簡単にタグを作れて貼り付けることができるようなものはいち早く普及してくれそうな気がしています。 15メートル先のタグもカメラで検出、離れた場所から情報をキャッチできる「NaviLens Ver. 2.0.18」 with iOS 13.3.1 VoiceOver: Voice of i -- 見えなくても使えるiPhone(ゲートウェイ) http://voicei.seesaa.net/article/470871704.html?1582449262