品川です。 VoiceOverの読み上げ速度や句読点レベルの変更はローター操作をすることで調整できます。 しかし、ローター操作で切り替えられる項目の数は限られており、いちいちローター操作をするというのはとても手間です。 iOS 13では好きな時にVoiceOverの設定環境を丸ごと切り替えることができます。 ローター・カテゴリーに「アクティビティ」を追加しておけば、登録したVoiceOverの設定環境を選べます。 また、指定したアプリを開くと自動的に切り替わるように設定しておくこともできます。 では、アクティビティを作成してみましょう。 設定アプリを開いて、「アクセシビリティ」、「VoiceOver」、「アクティビティ」と進みます。 アクティビティが一覧表示される画面です。 「アクティビティを追加」ボタンを実行すると、作成画面が表示されます。 ここでは、アクティビティの名前を編集することができます。 カスタマイズできるVoiceOverの設定項目は、 声、読み上げ速度、音量、詳細度、点字設定、キーボードの修飾キー。 「App」ボタンを実行すると、アプリの一覧が表示されます。 アプリを選択しておくと、そのアプリを開いたときに自動的にアクティビティが切り替えられます。 複数のアプリを選択できます。 「コンテクスト」ボタンを実行すると、シーンが一覧表示されます。 シーンを選択しておくと、その場面になったときに自動的にアクティビティが切り替えられます。 たとえば、メッセージ送信を選んでおくと、メッセージアプリのメッセージ作成画面では、テキストフィールドの箇所だけがアクティビティの対象になりました。 アクティビティの一覧が表示されている画面では、削除や編集、並べ替えの操作ができます。