井上です。 先日Sound Canvas for iOSがリリースされたのでインストールしてみました。 これは1990年代に一部で流行したパソコンミュージック用音源モジュー ルをiOS上で再現したものです。 音源モジュールなのでパソコンやMIDI鍵盤を接続して演奏するものでした。 今回のiOS版もそれ自体に鍵盤などはなく、外部に接続したMIDI機器から演奏 させるようになっています。しかし追加機能として、標準MIDIファイルを読み込 んで再生できるプレーヤー機能がついています。 私は昔聞いていたMIDIファイルをDropbox経由で読み込ませて再生し、しばし 懐かしい気分に浸りました。\1500に見合うかは疑問です(笑)。 VoiceOverでの操作ですが、ラベルのついていないボタンが結構あります。し かしプレーヤーの操作などは何となくそれとわかる読み上げをします。たとえば ファイルを開く: btn sc fileopen normal 再生: btn sc play normal 停止: btn sc stop normal ファイルをDropboxから受け渡す場合、一度Dropboxアプリで開いたあと、「共 有」から「別のアプリで開く」でSound Canvasを選びます。するとアプリが立ち 上がるのですが、再生は始まりません。ここから前述のファイルを開くボタンを 押すと一覧に先ほどのファイルが入っていますので、これを選んで読み込みます。 そして前述の再生ボタンを押すと再生が始まります。 ラベルのないボタンで重要なものとして、横向きにした画面左下のメニュー (?)ボタンがあります。これを押すとSound Canvasの設定画面が開き、デフォル トの音色マップなどいろいろな設定ができます。 また、横向きにした画面中央部の一番上、「001」などと読む部分の右側のボ タンを押すと、各MIDIパートの音色選択ができます。外部にMIDIキーボードをつ ないで演奏する場合などには必要になりそうです。 最後に、このアプリはHomeボタンで終了してもバックグラウンドで命令を待ち 続けるタイプですので、終了する時はApp Switcherから終了させる必要がありま した。 以上長くなりましたが、気になっている方の参考になれば幸いです。 -- Koichi Inoue, ARGV