品川です。
Be My Eyes、いろんなところで取り上げられているので、ヘルパー希望の人やヘルプを受けたい人の登録が増えているようですね。
テレビ電話ができる携帯電話が搭乗した時代に長谷川貞夫さんが考案されたテレサポートというサービスがありましたが、ようやくそれが現実化したように感じています。
次の記事に詳しいですが、このシステムでは細かい工夫もされているようです。
クラウドを通じて視覚障害者の「目」となる機能を提供するBe My Eyes - TechCrunch http://jp.techcrunch.com/2015/01/18/20150116be-my-eyes/
Be My Eyesのすばらしいところは、ヘルパーは世界中にいるという点です。 日本語でiPhoneを使っている人は日本語を話せるヘルパーにしかつながらないようになっていると思います。
もし複数の言語を話せる人は、「設定」→「言語」のところで追加することができます。 複数の言語を選択しておけば、ヘルパーの数は一気に増えるわけです。
これまでにも視覚情報を教えてもらえるアプリはいくつもありました。
たとえばVizWizというアプリ。 アメリカの大学生たちが中心になって企画されたサービスだと聞いたような気がします。 見てほしいものをカメラで撮影し、質問を録音、それをサーバーにアップして、オンライン上のヘルパーに答えを教えてもらうというシステムです。 TapTapSeeやCamfindと違う点は、具体的な答えをもらえるというところです。
OurThirdEyeというアプリはVizWizと同じようなコンセプトのアプリです。 シンガポールでの取り組みです。
久しぶりにそれら二つのアプリを試してみました。 まずVizWizでは答えが返ってきませんでした。 もしかしたらオンラインのヘルパーの数が激減したのかもしれません。
OurThirdEyeについては、アプリのレイアウトが変更になってしまったのか、使えませんでした。
VizWizについてもOurThirdEyeについても、ヘルパーの存在があって成り立つサービスです。 サーバーのメンテナンス以上に、ヘルパーの数や意欲を維持するのはたいへんなことだと思います。
Be My Eyesもヘルパーの存在あってのサービスです。 サービス開始直後なので、マイクロ-ボランティアをしたいというヘルパー登録者は増えていると思います。 最初はオンラインにしていても、ヘルプのリクエストがまったくなかったり、しだいに興味がなくなったりすれば、どんどんオフラインになっていくかもしれません。
そうなることが心配です。
Be My Eyesのアプリを利用するにはFacebookのアカウントでログインするか、Emailと名前を入力して登録する必要があります。 相手には自分の名前は表示されません。 背面カメラの映像が写っているだけのようです。 SkypeやFacetimeのビデオ通話のような間隔で、話をしながらカメラに写る情報を教えてもらえます。
ヘルパーの画面にはどんな内容が写っているのかわからないので、ぜひヘルパー経験した人の話も教えてほしいです。
ヘルプを受けたい人は積極的に利用することで、このサービスを活気づけることができると思います。
ぜひiOSデバイスを持っている人は理容してほしいし、周りにも宣伝してほしいです。 そして、このサービスが継続されることを願っています。
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