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6739 マック版Garagebandでauプラグインを使う





 岩手の伸也です。
みなさんはマック版のGaragebandで、au(オーディオユニッツ)を使ったことが
ありますか?
ウィンドーズで言えば、vstプラグインにあたるものです。
オーディオユニッツと言っても2種類あって、インストゥルメンツ(音源)と、
エフェクトがあります。
この使い方が、かなり難しいのです。
ウィンドーズで視覚障害者に使えるソフトの「vst host」の場合、ソフトである
程度音色の変更ができましたが、Garagebandの方は、ちょっと特殊です。
下になんとなく書いて見ます。

 まず、vstやauで、共通することですが、視覚障害者の場合、ほとんどのプラ
グインで、音色を選べても、その中のパラメーターを操作するのはほぼ不可能で
す。
そして、プリセットがプラグインに組み込まれていれば、使えることが多いです
が、プラグインを立ち上げた後に、ハードディスクに入った音源ファイルを読み
込ませるようなシステムのものも、ほとんど読み上げには対応しません(有名な
ところでは、コンタクト、sampletank、korgのソフトシンセなど)。
それと、Garagebandやlogicでは、64ビットプラグインしか対応していません。
僕はlogicを持っていないので、共通の操作でできるかどうか分かりません。

 プラグインを使うには、最初にスマートコントロールを表示させて起きます。
次にスマートコントロールツールバーに行って、インスペクタを表示グループに
行って、チェックを付けます。
スマートコントロールグループに入ってみると、スクロール領域が増えています
ので、ここに入ります。
キーボードの感度があり、進んでいくと、インストゥルメントボタンがあり、そ
の先には、ボタンが三つ並んでいると思います。
並んだ三つのボタンはauエフェクトを読み込むときに使いますが、今回は使用し
ません。
インストゥルメントボタンを押してみると、メニューが開くので、auインストゥ
ルメンツのサブメニューを開き、使用したいプラグインを選び、ステレオまたは
モノラルを選び決定します(モノラルがないこともあります)。
ここで、既存のエフェクトを保持するかを聞いてきます。
バイパスするを選ぶと、auプラグインの本来の音が出るし、保持するを選ぶと、
Garagebandのライブラリーから選んだ音源かエフェクトの音の状態をauに反映し
ます。
保持するを選んで、もしも今表示されているスマートコントロールがauのパラメ
ーターに関連していれば、操作することができます。
保持するか倍パスするかという選択肢は、新規トラックを追加したばかりの状態
では出ないようです。
新しいウィンドーが開くと、左端にボタンがあり、その右には何か文字が入って
いると思います。
ボタンが幾つか並んでいて、最後に手動と書いてあるところがあります。
おそらくここまではみなさんもご存知かと思います。
この画面では、ボタンを押しても何も反応がないし、マニュアルにもショートカ
ットキーなどの記載は見当たりませんでした。
だから読み込んでも音色が返れなくてやめた人も多いのではないでしょうか?
そこで、この手動のところでマウスをクリック(コントロール + シフト + オプ
ション + スペース)を押します。
すると、メニューが12項目出てくると思います。
一番下に、ファクトリープレゼットスがあり、サブメニューを開くと音色が表示
されるので、使いたいものを選びます。
ファクトリープレゼットスが出ない場合は、見えないと使えないプラグインなの
であきらめます。
[]でも一つずつauの音色を切り替えることができますが、動作がおかしいことが
あります。
一番左のボタンを押して、auのウィンドーを閉じます。
他のボタンを押してしまうと、音が鳴らなかったり、配置が換わったりするので、
気をつけてください。
オーディオユニットスと書いてある右側が今読み込まれているauの名前に変わっ
ているので、その中の音色を変更したいときは、ここを押して、操作することが
できます。
auインストゥルメンツの数が少ないので、まだほとんど試すことができていませ
んが、一つだけ紹介してみます。

TAL - Togu Audio Line: Products http://kunz.corrupt.ch/Products

上のサイトのものはけっこう使えそうですが、今回はthumb_tal-noisemakerを導
入してみます。
先ほど書いたように、64ビットしか対応していないので、TAL-NoiseMaker-x64.
component.zip (osx audio unit 64bit host)
をダウンロードします。
マックに入れる方法は、ダウンロード解凍して生成される”コンポーネント”と
呼ばれるアイコンを、Macパソコンの
ライブラリ > Audio > Plu-ins > Components
にコピーペースとして入れるだけです。

どうですか?
解説が不十分だったり、すでにご存知の方もいるかとは思いますが、参考になっ
たでしょうか?
音源が増やせれば、作曲の幅がより増やせると思います。
もしも視覚障害でも使える良いauが見つかったらみなさんでこのメルマガで共有
できるといいですね。
長々と読んでいただきありがとうございました。。


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