品川です。 iPhoneにはNFCに対応したモデルがありますが、Androidと違い機能制限がされています。 iOS 11ではNFCによるICタグへの書き込みと読み込み機能がオープンになったそうですが、これまで利用したことはありませんでした。 今回WayAroundというアプリと、専用にフォーマットされたタグを使う機会があったので、その感想です。 WayAroundのNFCタグには半角で2線文字まで書き込めるようになっていて、それを読み取るという使い方です。 たとえばNFCタグに商品名や説明文を書き込んでおき、そのタグを商品に貼っておく。 iPhoneをタッチすれば書き込んだ内容が表示される。 このように物を管理する目的などで役立ちます。 たとえば、ファッションコーディネートを支援するFCSアプリではステッカー型のNFCタグを導入し、衣服に張り付けて管理できるようにしています。 NFCご利用に関して | 見えない・見えにくい方のお洒落をサポートするスマホアプリ。 http://connectdot.jp/FashionCoordinateTag/featuredescription/nfcshikibetsu/nfcsetsumei/ 衣服の情報を記録していても、クローゼットにたくさんの衣服が並んでいる場合どれがどの服高わからない、見えないユーザにとっては大きな課題です。 それぞれの衣服にNFCタグを張り付けておくことで自分で確認できるようになるわけです。 これまでは服に縫い付けるタイプのタグだったので手間だったようですが、新しくステッカー型のタグを販売開始されるそうで、容易に服に取り付けやすくなるようです。 けっこう人気のようで、新しいタグは私もまだ試せていません。 せっかく山本さんにもらったスカートに貼付けてみようと思っていたのに、品切れでした。残念。 さて、WayAroundですが、アメリカ国内でのみ販売されています。 現時点では、海外への発送はされていません。 専用にフォーマットされたNFCタグにはいくつもの種類があり、 ステッカー型、クリップ型、マグネット型、ボタン型があります。 WayAroundアプリを立ち上げて、書き込みと読み込みができます。 NFCタグの内容を表示させるには、アプリを起動してReadモードに入っておく必要があります。 これはiOS 11の制限なのかもしれません。 Android端末の場合、アプリを開いていなくてもNFCタグをタッチすれば関連付けたアプリを起動させることができるので、iOSではその分手間に感じました。 また、アプリで書き込んだ内容は同じ端末でのみ表示させることができます。 つまりNFCタグに書き込んだ内容は他の人はもちろんですが、他の端末と共有することはできません。 他の人のiPhoneで書き込んでもらって、受け取ったそのタグを自分のiPhoneで読み込む、そんなことができれば都合よいのですが、無理でした。 普段ポケットの中に入れているiPhoneで手軽に物の管理ができる、そういうメリットはあると思います。 わざわざiPhoneを使わなくても、同じようなことをしたければ、たとえば次のような製品があります。 タッチ式ボイスレコーダー「タッチボイス」 | タイムズコーポレーション http://www.times.ne.jp/visual/voice/touchvoice/ NFCタグを利用するにはiPhone 7以上の端末が必要です。 WayAround https://www.wayaround.com/ 最後に、関係者が出演されておられるPodcastのURLを二つ紹介しておきます。 Eyes On Success with hosts Peter and Nancy Torpey (1829 WayAround Tag-and-Scan System (Jul. 18, 2018)): http://podcast.EyesOnSuccess.net/eos_1829_podcast.mp3 Blind Bargains Audio: Featuring the BB Qast, Technology news, Interviews, and more (#ACB18 Audio: Know More About Where You Are With WayAround): https://www.blindbargains.com/b/19101